<収録曲>
1. Alison Hell (Remastered)
2. Phantasmagoria (Demo)
3. Back To The Crypt (Unreleased)
4. Gallery (Unreleased)
5. Human Insecticide (Live)
6. The Fun Palace (Extended Mix)
7. W.T.Y.D. (Live)
8. Word Salad (Live)
9. Live Wire (AC/DC Cover) (Live)
10. Knight Jumps Queen (Demo)
11. Fantastic Things (Unreleased)
12. Bats In The Belfry (Demo)
13. Evil Appetite (Rough Mix)
14. Gallery ’86 (Demo)
15. Alison Hell ’86 (Demo)
16. Phantasmagoria ’86 (Demo)
<ラインナップ>
Jeff Waters / Guitars (All Tracks), Bass (Tracks 1~4, 6, 10~16), Vocals (Tracks 14~16)
Randy Rampage / Vocals (Tracks 1~5)
Coburn Pharr / Vocals (Tracks 6~10, 12~13)
Dave Scott Davis / Guitars (Tracks 5, 7~9)
Wayne Darley / Bass (Tracks 5, 7~9), Vocals (Track 11)
Ray Hartmann / Drums (Tracks 1~13)
Paul Malek / Drums (Tracks 14~16)
<レビュー>
カナダのスラッシュ・メタルバンド、アナイアレイターのコンピレーション・アルバム。
1994年リリース。
未発表曲やデモ、ライヴ音源などが収録されています。
最も興味を惹かれるのは未発表曲ではないでしょうか。
“Back To The Crypt” と “Gallery” は悪く言えばボツ曲ですが、そこはジェフ・ウォーターズ、独特な怪しさ、インパクトのあるフレーズ、かっこいいリフを備えています。ちなみに “Back To The Crypt” のイントロと中盤のギターソロ、”Gallery” のイントロなどは2ndアルバム「NEVER, NEVERLAND」のタイトル・トラック “Never, Neverland” で使われていますので、完全にボツになったというわけではありません。
“Fantastic Things” は3rdアルバム「SET THE WORLD ON FIRE」に収録されなかった未発表曲。美しいギターの音色とドラマティックなギターソロが印象的です。良い曲ですが、ジェフはこの曲を外して “Snake In The Grass” を収録したそうです。”Phoenix Rising“, “Sounds Good To Me” という同タイプの優れた曲がありましたので、アルバムのバランスを考えての選曲だったのではないかと思います。
“Evil Appetite” も聞き慣れない曲名なので未発表曲かと思いましたがさにあらず。 “Passing By” と改名した後、最終的に “Don’t Bother Me” というタイトルで「SET THE WORLD ON FIRE」に収録されています。
ラスト3曲 “Gallery ’86“, “Alison Hell ’86“, “Phantasmagoria ’86” ではジェフが歌っていますが、まるでデス・メタルのようです。
本作もご多分に漏れず契約消化のためにリリースされた企画盤ですが、貴重かつ興味深い音源が収録されていますので、アナイアレイターファンの方なら聴いて損はないと思います。
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