＜収録曲＞
1. Clown Parade (Jeff Loomis from NEVERMORE / Guitars)
2. Couple Suicide (Danko Jones from DANKO JONES & Angela Gossow from ARCH ENEMY / Vocals)
3. Army Of One (Steve “Lips” Kudlow from ANVIL / Guitars)
4. Downright Dominate (Alexi Laiho from CHILDREN OF BODOM / Guitars)
5. Smothered (Anders Björler from THE HAUNTED / Guitars)
6. Operation Annihilation (Michael Amott from ARCH ENEMY / Guitars)
7. Haunted (Jesper Strömblad from IN FLAMES / Guitars)
8. Kicked (Corey Beaulieu from TRIVIUM / Guitars)
9. Detonation (Jacob Lynam from LYNAM / Guitars)
10. Chasing The High (Willie Adler from LAMB OF GOD / Guitars)
11. Heavy Metal Maniac (Dan Beehler & Allan James Johnson from EXCITER / Vocals, Bass) (EXCITER Cover)
※ ()内はゲスト参加したミュージシャン
＜ラインナップ＞
Dave Padden / Vocals
Jeff Waters / Guitars, Bass, Vocals (Backing)
Mike Mangini / Drums
＜レビュー＞
カナダのスラッシュ・メタルバンド、アナイアレイターの12thアルバム。
2007年リリース。
ドラマーが3rdアルバム「SET THE WORLD ON FIRE」と10thアルバム「ALL FOR YOU」で叩いていたマイク・マンジーニにチェンジ。
程よい疾走感のオープニング・チューン “Clown Parade” は、ジェフ・ルーミスのドラマティックなギターソロとアナイアレイターらしいリズミカルなリフがマッチした曲。
歌メロがキャッチーな “Couple Suicide” では、ヴォーカルだけでなく歌詞とメロディもダンコ・ジョーンズが担っているので、アナイアレイターの曲とは一味違います。また、アンジェラ・ゴソウのグロウルも良いスパイスになっています。
“Army Of One” はアナイアレイターを含む数々のメタル・バンドが厳しい状況の中で生き残り、そしてこれからも戦い続けるという信念を歌ったメタル・アンセム。歌詞にIRON MAIDENやMETALLICAといった大物バンドの名前が出てきます。
“Downright Dominate” ではアレキシ・ライホがギターソロを弾いています。デイヴ・パッデンがクリーン・ヴォイスとグロウルに近い声を使い分けていますが、アレキシにも歌ってもらっていたらかっこよさが増したと思います。
“Operation Annihilation” は本作で唯一ジェフ・ウォーターズがリード・ヴォーカルを務めている曲。マイケル・アモットが特徴的な音色のギターソロを弾いています。
“Haunted” は8分を超える長尺の曲。イェスパー・ストロムブラードがギターソロを弾いています。確かにイェスパーだと分かるメロディですが非常に短く、ジェフのソロの方が派手さがあります。イェスパーにもっと長く弾いて欲しかった。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Kicked” です。ゆったりとメロディアスに始まりますが、ヘヴィな曲調に変わりスラッシーにリフを刻みます。サビではパワフルなリズム、リフ、アグレッシヴなヴォーカルがマッチしてかっこいいです。
“Chasing The High” は本作で最も速さを感じる曲ですが、アナイアレイターらしい曲展開があり、ギターソロも聴きどころです。
“Heavy Metal Maniac” はボーナス・トラックで、カナダの先輩バンドEXCITERのカヴァー曲。
全曲にゲストが参加している豪華なアルバム。どのミュージシャンがどのパートで弾いているかに注目して聴くのも楽しいです(歌詞カードに記載されています)
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