<収録曲>
1. This Road
2. Under Grass And Clover
3. Glass Houses
4. Hecate’s Nightmare
5. Kick In A Spleen
6. Platitudes And Barren Words
7. Hexed
8. Relapse (The Nature Of My Crime)
9. Say Never Look Back
10. Soon Departed
11. Knuckleduster (Re-recording Ver.)
12. I Worship Chaos (Live)
13. Morrigan (Live)
14. Knuckleduster (Remix)
<ラインナップ>
Alexi Laiho / Vocals, Guitars
Daniel Freyberg / Guitars
Henkka Blacksmith / Bass
Jaska Raatikainen / Drums
Janne Wirman / Keyboards
<レビュー>
フィンランドのメロディック・デス・メタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムの10thアルバム。
2019年リリース。
メロディック・デス・メタルバンドのNAILDOWNやNORTHERで活動していたギタリスト、ダニエル・フレイベルグ(フレイベリ)が加入。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Kick In A Spleen” です。リズムと疾走が上手くマッチしたアグレッシヴな曲で、途中テンポチェンジからキーボードとギターソロが入ります。
“Platitudes And Barren Words” はメロディアスなリフをフィーチュアした中盤のドラマティックなインストパートがGood。
“Hexed” はデスラッシュ的なリフと疾走感に、所々ネオクラシカルな雰囲気も感じさせるタイトルトラック。ギターとキーボードのバトルもあり、最後はメランコリックなメロディで余韻を残して終わります。
“Say Never Look Back” はリズムとメロディのバランスが良く、ユニークでキャッチーなリフが印象的です。メロディアスかつドラムがナイスなインストパートも聴きどころ。
“Knuckleduster” は1st EP「TRASHED, LOST & STRUNGOUT」に収録されていたミドル・テンポの曲。本編に再録バージョン、ボーナス・トラックにリミックス・バージョンが収録されています。アレキシはこの曲を気に入っていたようですが、歌詞を忘れたので新たに書き直したそうです。ライヴでもほとんどやらなかったようなので歌詞を忘れてしまったのも致し方ないですが、歌詞を残していないあたりがアレキシらしいです。
“I Worship Chaos”, “Morrigan” の2曲はボーナス・トラック。いずれも前作「I WORSHIP CHAOS」収録の曲で、2018年のライヴ音源です。
なお、本作はチルドレン・オブ・ボドムの最後のスタジオ・アルバムです。ヘンカ・ブラックスミス、ヤスカ・ラーチカイネン、ヤンネ・ウィルマンがバンドを脱退すると発表し、権利上の問題でアレキシ・ライホがCHILDREN OF BODOMというバンド名を使用することができなくなったため、事実上の解散となりました。その後アレキシとダニエルは新バンドBODOM AFTER MIDNIGHTを結成しました。
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