<収録曲>
1. Deadnight Warrior
2. In The Shadows
3. Red Light In My Eyes, Pt.1
4. Red Light In My Eyes, Pt.2
5. Lake Bodom
6. The Nail
7. Touch Like Angel Of Death
8. Children Of Bodom (Single Version)
9. Mass Hypnosis (Sepultura Cover)
<ラインナップ>
Alexi Laiho / Vocals, Guitars
Alexander Kuoppala / Guitars
Henkka Blacksmith / Bass
Jaska Raatikainen / Drums
Janne Wirman / Keyboards
<レビュー>
フィンランドのメロディック・デス・メタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムの1stアルバム。
1997年リリース。
アレキシ・ライホのヴォーカルは低音のデスヴォイスではなくブラック・メタルのスクリームに近い、といってもそこまで高音の金切り声ではないので聴きやすいです。
インストではアレキシのギターとヤンネ・ウィルマンのキーボードがこのバンドの大きな特徴となっています。
ド派手なイントロから劇的にスタートする “Deadnight Warrior” でアルバムは幕を開けます。噛みつくようなヴォーカル、メロディアスなギター、そしてオープニング・チューンにふさわしい疾走感。つかみはOKです。
“In The Shadows” もメロディアスかつ劇的なイントロから始まります。緩急のあるドラマティックな曲展開で、キーボードが良いアクセントになっています。
“Lake Bodom” はギターのメロディにキーボードが絡む印象的なイントロから、時折クラシカルなフレーズを挟みつつ、リフ主体で進むアップテンポな曲。
“The Nail” も緩急のあるドラマティックな曲展開で、中盤にはヘヴィなリズムに流麗なギターとキーボードが絡むパートが配され、ラストはクラシカルな疾走で派手に締めます。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Touch Like Angel Of Death” です。本編ラストを飾るアグレッシヴでドラマティックな1曲。初っ端から印象的なギターのリフ、アレキシの咆哮、実は良い仕事をしているドラムなど、聴きどころが多いです。最後に2分ほどの無音が続いた後、1分20秒ほどのキーボードで余韻を残して締めます。
“Children Of Bodom” はボーナス・トラック。2ndアルバム「HATEBREEDER」にも収録されていますが別バージョン。
“Mass Hypnosis” もボーナス・トラックで、セパルトゥラのカヴァー。
本作はクラシックやブラック・メタルの要素もあるメロディック・デス・メタル、といった音楽性です。この時アレキシはまだ10代。メタル界に新たなスターが誕生した瞬間と言っても過言ではないでしょう。
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