<収録曲>
1. Raze
2. Deathamphetamine
3. Karma’s Messenger
4. Shudder To Think
5. I Am Abomination
6. Altered Boy
7. Going Going Gone
8. Now Thy Death Day Come
9. .44 Magnum Opus
10. Shovel Headed Kill Machine
11. Problems (SEX PISTOLS Cover)
<ラインナップ>
Rob Dukes / Vocals
Gary Holt / Guitars
Lee Altus / Guitars
Jack Gibson / Bass
Paul Bostaph / Drums
<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、エクソダスの7thアルバム。
2005年リリース。
ヴォーカルがロブ・デュークスに、ギターの片割れがHEATHENのリー・アルタスに、ドラマーがSLAYERやTESTAMENTなどの活動で知られるポール・ボスタフにチェンジしました。
スティーヴ “ゼトロ” スーザは解雇。リック・ヒューノルトとトム・ハンティングは脱退。
ヘヴィなリフと迫力のあるドラムでスタートする “Raze” でアルバムは幕を開けます。まるで戦車が突進しているようです。エクソダスのヴォーカルというとヴァイオレントかつクレイジーなイメージですが、ロブ・デュークスのヴォーカルはよりブルータルな印象を受けます。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Deathamphetamine” です。スローテンポで始まり、スラッシーなリフと叩きつけるようなドラムで勢いを増します。8分半と長尺ですが、緩急があり飽きさせない構成になっています。特にパワフルなドラムとヘヴィなリフ、スリリングなギターソロが一体となって、まるでハリケーンの渦に巻き込まれたかのようなインストパートはこの曲のハイライトと言えるでしょう。
“I Am Abomination” はアグレッシヴなヴォーカルとヘヴィなリズムを軸に、グルーヴが良いアクセントになっている曲。
“Now Thy Death Day Come” はパワフルな突進パート~ヘヴィなミドルパート~パワフルな突進パートという構成の曲。ヘヴィなミドルパートが退屈じゃないところも好印象。
“.44 Magnum Opus” は初っ端からヘヴィかつスラッシーなリフとともに疾走。ややリズミカルなパートやギターソロもあり、7分近い曲ですが隙はありません。
本編ラストのタイトルチューン “Shovel Headed Kill Machine” も初っ端からパワフルに飛ばします。ずっしりとした重さのスローパートもあり緩急が効いています。
“Problems” はセックス・ピストルズのカヴァー曲でボーナストラック。かつてMEGADETHもカヴァーしていました。
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