<収録曲>
1. War Cry
2. Shine
3. Meaning Of Life
4. Fearless Will
5. I Am So Lonely
6. Raging Machine
7. Skyline Of The Soul
8. The Racer
9. Tribal Mark
10. A Storm To Heal
11. Meaning Of Life (Acoustic Version)
<ラインナップ>
Victor Emeka / Vocals
Abel Camargo / Guitars
Bruno Godinho / Guitars
Thiago Baumgarten / Bass
Otávio Quiroga / Drums
<レビュー>
ブラジルのパワー/スピード・メタルバンド、ヒブリアの7thアルバム。
2022年リリース。
アベル・カマルゴ以外全員チェンジしています。5人中4人が脱退、特にヒブリアの顔とも言える強靭なハイトーン・ヴォイスの持ち主、ユーリ・サンソンを失ったことはバンド存続の危機と言えます。
しかしオーディションで新メンバーを集め、不屈の精神でヒブリアの活動を再開させたアベル・カマルゴ。「変身」を意味する「メタモルフォシス」に、7枚目のアルバムを意味する数字の「7」を入れたタイトル。果たしてアルバムの内容やいかに。
本作はややヘヴィな “War Cry” で幕を開けます。歌メロとギターソロはメロディアスです。
続く “Shine” はメロディアスな疾走曲。歌メロがキャッチーで、サビは特に初期のヒブリアっぽいです。
“Meaning Of Life” はアコースティック・ギターを使ったドラマティックなバラード。
“Raging Machine” はドラムの連打とメロディアスなギターが印象的な疾走感のある曲。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Skyline Of The Soul” です。メロディアスなギターとヘヴィなリフのコントラストが良く、疾走感があり、サビではハイトーン・ヴォイスも聴かれます。ギターソロもGood。
“Tribal Mark” はかつてのメンバーだったユーリ(Vo.)、ディエゴ・カスペル(Gt.)、ヘナート・オソーリオ(Gt.)が参加した曲。
“Meaning Of Life (Acoustic Version)” は日本盤ボーナス・トラック。
大幅なメンバーチェンジに伴い、作曲に携わるメンバーも変わったことで、所々で他のメロスピ/パワー・メタル系バンドっぽさを感じるようになりました。ヒブリアのオリジナリティは減退したかもしれませんが、音楽性の幅が広がったと考えればプラスでしょう。
ユーリの抜けた穴を埋められたかと問われると「YES」と断言できないのが正直なところですが、新ヴォーカリスト、ヴィクター・エメカもハイトーンが出ないわけではありませんし、まずはヒブリアが存続したことを喜びましょう。
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