<収録曲>
Disc 1
1. If Eternity Should Fail
2. Speed Of Light
3. The Great Unknown
4. The Red And The Black
5. When The River Runs Deep
6. The Book Of Souls
Disc 2
1. Death Or Glory
2. Shadows Of The Valley
3. Tears Of A Clown
4. The Man Of Sorrows
5. Empire Of The Clouds
<ラインナップ>
Steve Harris / Bass, Keyboards
Bruce Dickinson / Vocals, Piano
Dave Murray / Guitars
Adrian Smith / Guitars
Janick Gers / Guitars
Nicko McBrain / Drums
<レビュー>
大英帝国が生んだ偉大なるメタルバンド、アイアン・メイデンの16thアルバム。
2015年リリース。
邦題「魂の書 ~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~」
大作志向はさらに強まり、スタジオ・アルバムではメイデン史上初の2枚組となりました。10分を超える曲が3曲あり、最後の曲に至っては18分あります。
ちなみに、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンは本作リリース前の2014年に舌癌と診断されましたが、現在では完治しているそうです。
Disc1は8分半の大作 “If Eternity Should Fail” でスタート。ミドルテンポの曲で、中盤にインストパートが入り、その後サビを繰り返し、最後はネクロポリス(死の都)による語りで終わるという曲構成。サビの歌メロが良いです。
“Speed Of Light” は明るくキャッチーな曲で、タイトルの通りスピード感があります。とは言っても「光の速度」というほどの速さはありません。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “The Red And The Black” で、13分半の大作です。前半の歌メロやコーラス、ギターのリフも印象的ですが、ハイライトは中盤からの6分にも及ぶインストパートではないでしょうか。
Disc2は程よいスピード感の “Death Or Glory” で始まります。
“Empire Of The Clouds” は2枚組のラストを飾る18分もの超大作。シーンの移り変わりを巧みに表現していて、曲が終わった時には1つの物語を聴き終えたような感覚になります。ブルースが弾いているピアノのメロディも感動的。
「長尺の曲が多く2枚組」と聞くと気が重くなるかもしれませんが、70~80分のアルバムを1枚聴くより、40~50分のアルバムを2枚聴く方が集中力をキープしやすいと思います。とは言え、メイデンビギナーの方が最初に聴くべきアルバムではないでしょう。
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