KING DIAMOND 9thアルバム「HOUSE OF GOD」

ハヤブサギター KING DIAMOND

<収録曲>
1. Upon The Cross
2. The Trees Have Eyes
3. Follow The Wolf
4. House Of God
5. Black Devil
6. The Pact
7. Goodbye

8. Just A Shadow
9. Help!!!

10. Passage To Hell
11. Catacomb
12. This Place Is Terrible
13. Peace Of Mind

<ラインナップ>
King Diamond / Vocals, Keyboards
Andy La Rocque / Guitars, Keyboards
Glen Drover / Guitars
David Harbour / Bass

John Hebert / Drums

<レビュー>
デンマークのヘヴィメタルバンド、キング・ダイアモンドの9thアルバム。
2000年リリース。

ギターの片割れが後にMEGADETHに加入するグレン・ドローヴァーに、ベーシストがデヴィッド・ハーバーにチェンジ。

本作は宗教的かつオカルティックなトータル・コンセプト・アルバムで、「イエス・キリストは拷問を受けて十字架に磔にされたが死んではいなかった」という伝説的な設定から始まります。その後のストーリーを簡単に説明すると「男はある教会(神の家)でキリストについての秘密を知る。さらに男は、神や悪魔を超越した存在によって知らされた世界の真実に絶望し、首を吊って自殺する」という内容です。

重苦しい雰囲気のイントロ “Upon The Cross” で幕を開け、力強いリズムを軸にしたやや複雑な構成の “The Trees Have Eyes” へと続きます。

“Black Devil” はメタリックなリフが聴かれるややアップテンポのパートと、ヘヴィなミドル/スローテンポのパートで構成された緩急のある曲。

“Just A Shadow” は刻むようなリフとともに軽快に疾走しますが、ヘヴィなリズムのパートが良いアクセントになっています。

このアルバムの私的ベストチューンは “Help!!!” です。ザクザクとしたヘヴィなリフ、キャッチーなメロディ、キング・ダイアモンドの表現力がマッチしています。

“Catacomb” は主人公がキリストの遺体を見つける(伝説の真実を知る)重要なシーンです。ストーリー性が感じられる展開を見せる曲で、ラストのギターソロもGood。

“This Place Is Terrible” は物語のクライマックスで、主人公の男が神や悪魔を超越した存在からこの世の真実を知らされ、自らの信仰が無意味であったことに絶望して自殺します。中盤から徐々に盛り上がりを見せるドラマティックな曲です。

本作はストーリーは悪くないと思いますが、ミドルテンポ主体の曲が多く劇的さも控えめで、全体的にやや地味な印象を受けます。もう少し勢いが感じられるストレートなメタルチューンがあると良かったかなと思います。

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