“虎ハンター” 小林邦昭氏死去

ハヤブサプロレス 2024年

初代タイガーマスクのライバル “虎ハンター” として名を馳せた小林邦昭氏が肝臓癌により68歳で亡くなった。
獣神サンダー・ライガーの前身、獣神ライガーのデビュー戦の相手を務めたり(小林の引退試合の相手は獣神サンダー・ライガー)、引退後は新日本プロレス道場の管理人も務めたが、私が最も印象に残っているのは誠心会館および齋藤彰俊との抗争だ。
殺伐とした雰囲気の中、異種格闘技戦の様相を呈した緊張感溢れる試合は今もって私の記憶に残っている。小林の進退届と誠心会館の看板が賭けられるなど、通常のプロレスではあり得ないアングルもまた良かった。
小林が齋藤に、越中詩郎が誠心会館の館長・青柳政司に勝利し抗争は終わったと思われた。しかしその後、小林と越中が誠心会館の自主興行に独断で参加したことで反選手会同盟が結成され、平成維震軍というユニットが生まれることになる。

越中は今年の8月24日に全日本プロレスにおいてデビュー45周年記念大会が行われ、齋藤は11月17日に引退記念大会「Deathtiny」が行われる。新たな歴史が生まれる一方、歴史を作ったレスラーが去っていく。これもまたプロレスだ。

これからもフィッシャーマンズ・スープレックスを見るたびにコバクニを思い出すだろう。
ご冥福をお祈り致します。

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