<収録曲>
1. The Threat Is Real
2. Dystopia
3. Fatal Illusion
4. Death From Within
5. Bullet To The Brain
6. Post American World
7. Poisonous Shadows
8. Look Who’s Talking
9. Conquer Or Die!
10. Lying In State
11. The Emperor
12. Last Dying Wish
13. Foreign Policy (Fear Cover)
14. Me Hate You
15. The Threat Is Real (Live)
16. Poisonous Shadows (Live)
17. Dystopia (Live)
DVD
1. The Threat Is Real (Live)
2. Tornado Of Souls (Live)
3. Dystopia (Live)
<ラインナップ>
Dave Mustaine / Vocals, Guitars
Kiko Loureiro / Guitars, Piano
David Ellefson / Bass
<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの15thアルバム。
2016年リリース。
ギタリストが元ANGRAのキコ・ルーレイロにチェンジ。ドラマーには元LAMB OF GODのクリス・アドラーが参加。
このアルバムの私的ベスト・チューン “The Threat Is Real” で幕を開けます。エスニックなパーカッションに神秘的な女性ヴォイス、そこに切り込んでくる緊迫感溢れるリフ、さらにドラムの連打とオリエンタルなメロディとイントロから濃密。その後もヘヴィなリズムに攻撃的なヴォーカル、流麗なギターソロと聴きどころの多い曲です。
“Dystopia” はイントロからキャッチーなメロディとリフが聴かれ、哀愁を帯びたサビメロ、テクニカルなギターソロと曲展開も印象的で、4thアルバム「RUST IN PEACE」収録の “Hangar 18” を想起させる要素を持っています。
ちなみに “Dystopia” はグラミー賞のベスト・メタル・パフォーマンスを受賞しました。
“Fatal Illusion” はヘヴィなリズムでスタートし、ベースソロ後にややテンポアップ。中盤さらにテンポを上げ、緊迫感もアップ。ラストのスリリングなギターソロもGood。
“Poisonous Shadows” はアコースティック・ギター、女性ヴォーカル オリエンタルなメロディ、オーケストラアレンジ、ピアノなどが用いられたバラード・タイプの曲ですが、ヘヴィなリズムとのコントラストも良いです。
ギターをフィーチュアしたインストゥルメンタル “Conquer Or Die!” から、迫力のあるドラムとアグレッシヴなリフが緊張感を漲らせる “Lying In State” へと繋がります。疾走感があり歌メロはキャッチー。3分半の曲ながら単純ではない構成もメガデスらしさを放っています。
“Foreign Policy” はデイヴ・ムステインのサイド・プロジェクト、MD.45で関わりのあったFEARのカヴァー曲。
“Look Who’s Talking“, “Last Dying Wish“, “Me Hate You” の3曲及び “The Threat Is Real“, “Poisonous Shadows“, “Dystopia” のライヴ音源はボーナス・トラック。
ちなみに私が持っているのは上記6曲のボーナス・トラックとDVD付きの日本盤デラックス・エディションです。通常の日本盤には “Me Hate You” 以外の5曲は収録されておらず、DVDも付いていません。また、海外盤には “Look Who’s Talking” と “Last Dying Wish” の2曲がボーナス・トラックとして収録されているバージョンがあります。
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