MEGADETH 1stライヴ・アルバム「RUDE AWAKENING」

ポチップ

＜収録曲＞
Disc 1
1. Dread And The Fugitive Mind
2. Kill The King
3. Wake Up Dead
4. In My Darkest Hour
5. Angry Again
6. She Wolf
7. Reckoning Day
8. Devil’s Island
9. Train Of Consequences
10. A Tout Le Monde
11. Burning Bridges
12. Hangar 18
13. Return To Hangar
14. Hook In Mouth

Disc 2
1. Almost Honest
2. 1000 Times Goodbye
3. Mechanix
4. Tornado Of Souls
5. Ashes In Your Mouth
6. Sweating Bullets
7. Trust
8. Symphony Of Destruction
9. Peace Sells
10. Holy Wars… The Punishment Due

＜ラインナップ＞
Dave Mustaine / Vocals, Guitars
Al Pitrelli / Guitars
David Ellefson / Bass
Jimmy DeGrasso / Drums

＜レビュー＞
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの1stライヴ・アルバム。
2002年リリース。

元々はアルゼンチンでのライヴを収録する予定でしたが、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の影響により、11月にアメリカ・アリゾナ州フェニックスのWeb Theaterと、同じくアリゾナ州ツーソンのRialto Theaterで行われたライヴが収録されることになりました。
タイミングとしては、マーティ・フリードマン脱退後にアル・ピトレリが加入し、9thアルバム「THE WORLD NEEDS A HERO」がリリースされた後です。

冒頭の2曲 “Dread And The Fugitive Mind” と “Kill The King” はコンピレーション・アルバム「CAPITOL PUNISHMENT：THE MEGADETH YEARS」に収録された曲で、前者は「THE WORLD NEEDS A HERO」にも収録されています。

“She Wolf” のインストパートにはデイヴ・ムステインとアル・ピトレリのギターバトル＆ジミー・デグラッソのドラムソロが追加されていて、前半のハイライトになっています。
中盤は “Hangar 18” から “Return To Hangar“、”Mechanix” から “Tornado Of Souls” といった辺りが1番の聴きどころでしょうか。
そしてラストは “Symphony Of Destruction“, “Peace Sells“, “Holy Wars” の名曲3連発で締めます。

なお、本作はDVDでもリリースされています。こちらはフェニックスのWeb Theaterで行われたライヴがメインで収録されている都合でCDと収録曲順が違っており、”Kill The King”, “Angry Again”, “Almost Honest”, “Train Of Consequences”, “A Tout Le Monde” の5曲はボーナス映像という形で収録されています。
“She Wolf” のギターバトルとドラムソロはとても見応えがありますし、映像で見た方が臨場感やテクニック、そして何よりムステインのかっこよさが何倍も伝わると思いますのでDVDもオススメです。

選曲・演奏・音質いずれも良し。いわゆる全盛期のメンバーではありませんが、マーティがいない、ニック・メンザがいない、という理由で聴かない(見ない)のはもったいないと思います。