MEGADETH 16thアルバム「THE SICK, THE DYING… AND THE DEAD!」

ハヤブサギター MEGADETH

<収録曲>
1. The Sick, The Dying… And The Dead!
2. Life In Hell
3. Night Stalkers

4. Dogs Of Chernobyl
5. Sacrifice

6. Junkie
7. Psychopathy
8. Killing Time

9. Soldier On!
10. Célebutante
11. Mission To Mars
12. We’ll Be Back

13. Police Truck (DEAD KENNEDYS Cover)

<ラインナップ>
Dave Mustaine / Vocals, Guitars
Kiko Loureiro / Guitars
Dirk Verbeuren / Drums

<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの16thアルバム。
2022年リリース。

ドラマーが元SOILWORKダーク・ヴェルビューレンにチェンジ。ベーシストのデイヴィッド・エレフソンが解雇され、代わりにTESTAMENTなど多くのバンドでの活動で知られるスティーブ・ディジョルジオがレコーディングに参加。

ドラマティックなタイトルチューンの “The Sick, The Dying… And The Dead!” で幕を開けます。荒涼かつ不気味な雰囲気のイントロで始まり、静と動のコントラスト、メロディとアグレッションのバランスの良さが感じられる曲です。ラストのギターソロもGood。

Life In Hell” はスラッシーなリフとともに疾走しますが、中盤テンポチェンジで緩急を利かせる構成になっています。

Night Stalkers” は闇を切り裂くような攻撃的なヴォーカルとメタリックなリフで始まり、そこにパワフルなドラムが加わって疾走。ICE-Tのラップ、スリリングなインストパート、アコースティックギターやストリングスの音色を用いたスローパート、ベースソロ、そして再び疾走という聴きどころの多い複雑な展開も魅力です。

Dogs Of Chernobyl” はアコースティック・ギターの悲しげなメロディで始まるドラマティックなイントロから、前半はミドルテンポで曲は進み、中盤からアグレッシヴに刻むリフとともにテンポアップします。なお、”Chernobyl” は原子力発電所の事故があったチョルノービリ(チェルノブイリ)のことです。

Soldier On!” はパワフルなリズムとキャッチーな歌メロが印象的な曲。

Célebutante” は前半メタリックに疾走しますが、中盤以降は少々複雑な構成。4分弱の曲ながらメガデスのインテレクチュアルな面を感じさせます。

このアルバムの私的ベスト・チューンは “We’ll Be Back” です。初っ端から切れ味鋭いリフとパワフルなドラムで疾走、そこに攻撃的なヴォーカルが乗ります。サビでは少しテンポを落としてキャッチーな歌メロを聴かせます。その後スリリングなインストパートとともに再び疾走。ラストにはスラッシーなリフを刻むアグレッシヴかつヘヴィなパートが配されており、一筋縄ではいかない展開も楽しめます。

Police Truck” はボーナス・トラックで、デッド・ケネディーズのカヴァー曲。

ちなみに日本盤ツアー・エディションにはボーナス・トラックとして “This Planet’s On Fire (Burn In Hell)“(サミー・ヘイガーのカヴァー曲)と “The Conjuring” のライヴ音源が収録されており、付属のDVDには “We’ll Be Back:Chapter I“, “Night Stalkers:Chapter II Ft. ICE-T“, “The Sick, The Dying… And The Dead!:Chapter III“, “Life In Hell:Chapter IV“, “Killing Time:Chapter V” のMusic Videoが収録されているようです。

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