MEGADETH 10thアルバム「THE SYSTEM HAS FAILED」

ハヤブサギター MEGADETH
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<収録曲>
1. Blackmail The Universe
2. Die Dead Enough
3. Kick The Chair

4. The Scorpion
5. Tears In A Vial

6. I Know Jack
7. Back In The Day
8. Something That I’m Not

9. Truth Be Told
10. Of Mice And Men
11. Shadow Of Deth
12. My Kingdom

<ラインナップ>
Dave Mustaine / Vocals, Guitars

<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの10thアルバム。
2004年リリース。

前作「THE WORLD NEEDS A HERO」リリース後の2002年、デイヴ・ムステインが左腕の神経を痛めギターを弾けなくなったことを理由にメガデス解散を発表。しかし後に回復し、本作リリースに至りました。
元々デイヴ・ムステインのソロ・アルバムになる予定でしたが、契約上の理由からMEGADETH名義でリリース。
ムステイン以外のメンバーはセッション・ミュージシャンを起用。ベーシストはジミー・スロース、ドラマーはヴィニー・カリウタ。そしてギタリストには元メンバーのクリス・ポーランド

緊迫感のあるニュースと爆撃のようなリフで始まる “Blackmail The Universe” で幕を開けます。疾走感と緊張感があり、テクニカルかつ複雑な展開はインテレクチュアル・スラッシュ・メタルと言って差し支えないでしょう。

クリス・ポーランドの哀愁あるギターソロで始まる “Die Dead Enough” は、歌メロがキャッチーでメロディアスな曲。

このアルバムの私的ベスト・チューンは “Kick The Chair” です。
ヘヴィなリフとリズムが一体となり、そこにムステインの怒気を帯びたヴォーカルが合わさることでとてもアグレッシヴな曲になっています。”Blackmail The Universe” 以上の疾走感と緊張感があり、歌メロはキャッチー。中盤からラストまでの迫力あるインストパートではスリリングなギターソロも聴かれ、隙のない1曲と言えます。なお、この曲にアルバム・タイトルである “The system has failed”(体制は失敗した)という歌詞が出てきます。

The Scorpion” は少々不気味な雰囲気のある曲ですが、サビの歌メロが良いです。

Tears In A Vial” は前半メロディアスで後半勢いを増す緩急のある曲。

40秒ほどの(ほぼ)インストゥルメンタル “I Know Jack” に続く “Back In The Day” はパワフルな前半とやや落ち着きのある後半という曲構成。ムステインが早口で歌うパートがかっこいい。

Truth Be Told” はメロディアスなパート、ヘヴィなパート、アグレッシヴな疾走パート、と起伏のある複雑な構成の曲。

Shadow Of Deth” はパワフルかつヘヴィな(ほぼ)インストゥルメンタルですが、ドラマティックなギターソロがGoodです。

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