<収録曲>
1. Disconnect
2. The World Needs A Hero
3. Coming Home
4. Moto Psycho
5. 1000 Times Goodbye
6. Burning Bridges
7. Promises
8. Recipe For Hate… Warhorse
9. Losing My Senses
10. Dread And The Fugitive Mind
11. Silent Scorn
12. Return To Hangar
13. When
<ラインナップ>
Dave Mustaine / Vocals, Guitars
Al Pitrelli / Guitars
David Ellefson / Bass
Jimmy DeGrasso / Drums
<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの9thアルバム。
2001年リリース。
ギタリストがSAVATAGEのアル・ピトレリにチェンジ。
“Moto Psycho” はリフがアグレッシヴで歌メロがキャッチーな曲。
“1000 Times Goodbye” は何か良くないことが起こりそうなヘヴィなイントロですが、歌メロはメロディアス。メガデス流失恋ソング? 後半のギターソロで表現しているのは怒りか悲しみか。女性からの最後の一言「I love you like you’re my brother」は強烈。
“Promises” はストリングスが使われた美しいメロディのバラード。ギターソロもGood。
“Recipe For Hate… Warhorse” はドラムの連打から激しくスタートするものの、すぐに落ち着いた曲調に。その後 “Recipe For Hate” のパートが終わり “Warhorse” のパートが始まると再び勢いを増すという起伏のある展開を見せます。ラストのスリリングなインストパートがハイライトです。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Dread And The Fugitive Mind” です。
“Sweating Bullets”(5thアルバム「COUNTDOWN TO EXTINCTION」収録)を思い起こさせる語りかけるようなヴォーカルと独特なリズム、キャッチーな歌メロにかっこいいリフ、そして中盤のインストパート(ギターソロ含む)と聴きどころが多い曲。
本作の前年にリリースされたベスト・アルバム「CAPITOL PUNISHMENT:THE MEGADETH YEARS」に収録された曲なので、この曲をベスト・チューンに選んでしまうのもどうかと思いましたが、やっぱりかっこいいので。
インストゥルメンタルの “Silent Scorn” から続く “Return To Hangar” は “Hangar 18″(4thアルバム「RUST IN PEACE」収録)の続編。歌メロや歌詞は重なる部分があって面白いです。ラストに繰り広げられる長めのギターバトルは聴き応えあり。”Hangar 18″ の方がキレがあって、”Return To Hangar” の方がヘヴィな印象ですが、どちらも良い曲です。
ラストの “When” は9分を超える長尺の曲。DIAMOND HEADからの影響が感じられます。
“Coming Home” は日本盤ボーナス・トラック。
本作リリースの翌年、デイヴ・ムステインが左腕の神経を痛めギターを弾けなくなったことを理由にメガデス解散を発表(でも復活します)
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