MEGADETH 11thアルバム「UNITED ABOMINATIONS」

ハヤブサギター MEGADETH
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<収録曲>
1. Sleepwalker
2. Washington Is Next!
3. Never Walk Alone… A Call To Arms

4. United Abominations
5. Gears Of War

6. Blessed Are The Dead
7. Play For Blood
8. À Tout Le Monde (Set Me Free)

9. Amerikhastan
10. You’re Dead
11. Burnt Ice
12. Out On The Tiles (Led Zeppelin Cover)

<ラインナップ>
Dave Mustaine / Vocals, Guitars
Glen Drover / Guitars
James LoMenzo / Bass
Shawn Drover / Drums, Percussion

<レビュー>
アメリカのスラッシュ・メタルバンド、メガデスの11thアルバム。
2007年リリース。

デイヴ・ムステインは前作「THE SYSTEM HAS FAILED」をMEGADETH最後の作品にするつもりでしたが、リリースに伴うツアー(アルゼンチンで行われたライヴ)でバンド継続を決めました。その時のライヴ「THAT ONE NIGHT:LIVE IN BUENOS AIRES」はCD及びDVDでリリースされています。

EIDOLONのギタリスト、グレン・ドローヴァーとドラマーのショーン・ドローヴァー、WHITE LIONやBLACK LABEL SOCIETYなどで活動したベーシストのジェイムズ・ロメンゾが加入。

オープニング・チューンの “Sleepwalker” はギターの美しいメロディから入り、何かが迫ってくるようなヘヴィなリフとリズムに繋がっていきます。中盤、不安を掻き立てるようなサウンドのリフからスリリングなインストパートへ。

このアルバムの私的ベスト・チューンは “Washington Is Next!” です。
メロディアスなギターが耳を惹くイントロだけで満足してしまいそうですが、その後も気持ちの良い疾走感の中、メロディと正統派メタル的なリフの絡みにキャッチーな歌メロが乗り、テンションは落ちません。ベースも良い仕事をしています。また、中盤のインストパートでは裏で細かくリフが刻まれる中、スリリングなギターバトルが繰り広げられるなど、聴きどころの多い1曲。

タイトル・チューンの “United Abominations” は国連を批判した曲。スラッシーに刻むリフは聴かれるものの、強烈な歌詞の割に意外とメロディアス。ちなみに “United Abominations” は「国際醜態連合」と訳されています。

À Tout Le Monde (Set Me Free)” は6thアルバム「YOUTHANASIA」に収録されていた曲のリメイク。イタリアのゴシック・メタルバンド、LACUNA COILの女性ヴォーカリスト、クリスティーナ・スカビアとのデュエットになっています。

不気味な雰囲気が漂う “You’re Dead” はテクニカルでプログレッシヴな香りのする曲。

Burnt Ice” はギターソロを堪能できる曲。ラストの弾きまくりのギターソロでエア・ギター&ヘッドバンギングしましょう!

Out On The Tiles” は日本盤ボーナス・トラックで、レッド・ツェッペリンのカヴァー曲。

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