ア・リーグ中地区は下記の5チームです。
シカゴ・ホワイトソックス
クリーブランド・ガーディアンズ
デトロイト・タイガース
カンザスシティ・ロイヤルズ
ミネソタ・ツインズ
2024年度レギュラーシーズンの順位は↓でした。
1位 ガーディアンズ
予想順位:2位
シーズン通して安定した強さを見せ、2年ぶりの地区優勝を果たしました。
・投手
エースのシェーン・ビーバーがトミー・ジョン手術で4月に離脱。先発陣では12勝をあげたタナ・バイビーと13勝をあげたベン・ライブリー以外はぱっとしない中、球団新記録のシーズン47セーブをマークし、3年連続で最多セーブのタイトルを手にした絶対的守護神エマニュエル・クレースを筆頭に、ハンター・ギャディス、ティム・ヘリン、ケイド・スミスらリリーフ陣が素晴らしい働きを見せました。
・野手
ホセ・ラミレスが打率.279、39本塁打、41盗塁と大活躍でしたが、チーム全体の打力はそれ程高くありませんでした。その分盗塁で得点チャンスを広げ、ホセ・ラミレスやジョシュ・ネイラーが多くの打点をあげました。7月には長打が期待できるレーン・トーマスをナショナルズから獲得しました。
2位 ロイヤルズ
予想順位:4位
シーズン終盤の9月後半に7連敗を喫するなど失速気味ではありましたが、シーズン通して見れば投打のバランスが取れ、ワールドシリーズ優勝を果たした2015年以来9年ぶりのポストシーズン進出となりました。
なお、86勝76敗、勝率.531はタイガースと一緒ですが、直接対決で7勝6敗と僅差で勝ち越したため、地区及びワイルドカード枠2位という結果になりました。
・投手
シーズン開幕前予想では「先発・リリーフともに厳しい」などと書いてしまいましたが、ベテランのセス・ルーゴがア・リーグ2位タイの16勝、マイケル・ワカが13勝、球団史上初のシーズン200奪三振を達成したコール・レイガンズが11勝と結果を残しました。また、ブレイディ・シンガー、アレック・マーシュもそれぞれ9勝し、予想以上に先発陣が頑張りました。
リリーフ陣は可もなく不可もなくといったところでしたが、チーム防御率は3.76とよく踏ん張ったと思います。
・野手
ボビー・ウィットJr. が打率.332で首位打者に輝き、さらに32本塁打、109打点、31盗塁と大活躍。30-30達成での首位打者獲得はムーキー・ベッツに次いで2人目。大黒柱のサルバドール・ペレスも打率.271、27本塁打、104打点と好成績。ビニー・パスクァンティーノは骨折により大事な9月に戦線離脱してしまいましたが、8月には8本のホームランを量産しました。マイケル・ガルシア、MJ・メレンデス、ネルソン・ベラスケスら若手選手が結果を残せなかったのは残念。
3位 タイガース
予想順位:3位
シーズン終盤に怒涛の追い上げを見せ、ワイルドカード枠3位に滑り込み、2014年の地区優勝以来10年ぶりのポストシーズン進出となりました。
・投手
タリック・スクーバルが勝利数(18勝)、防御率(2.39)、奪三振数(228個)で三冠を達成する素晴らしい成績を残しました。リリーフ陣の頑張りもあり、チーム防御率3.61はア・リーグ2位タイでした。なお、前田健太は調子が上がらず、シーズン後半にはブルペンに回りました。
・野手
特別打力が高いわけではない上、シーズン中盤にケリー・カーペンターが離脱、昨シーズン31本塁打を放ったスペンサー・トーケルソンが一時マイナー降格するなどの痛手がありましたが、24歳のライリー・グリーンが打線を支えました。
4位 ツインズ
予想順位:1位
昨年の地区優勝チームですがシーズン終盤も勢いに乗れず、タイガースにまくられ地区4位、ワイルドカード枠も5位に沈みました。チーム防御率の悪化と本塁打数の減少が主な敗因と言えそうです。
・投手
エースのパブロ・ロペスは15勝したものの防御率は4点台、ベイリー・オーバーは12勝で防御率3.98といずれも防御率に関しては良くありませんでした。ジョー・ライアンはシーズン中盤に調子を落とし、8月にIL入りしてシーズンを終えました。他の先発投手陣もカバーできず、5勝をあげるのが精いっぱいでした。
リリーフ陣ではグリフィン・ジャックス、ブライソン・サンズらが奮闘したものの、開幕に出遅れたクローザーのジョアン・デュランは昨シーズンより成績を落とし、チーム防御率も4.26と悪化しました。
・野手
昨シーズン24本塁打のマックス・ケプラーは今シーズン8本塁打と大きく数を減らし、大事な9月にIL入りしてシーズンを終えました。捕手のライアン・ジェファーズが5月までで12本のホームランを量産しましたがその後失速。好調だったカルロス・コレアが86試合、ロイス・ルイスは82試合しか出場できず。バイロン・バクストンはなんとか100試合以上出場しましたが、やはりフル出場とはいかず、成績も打率こそ.279と良い数字でしたが、本塁打数18本は少し物足りませんでした。昨シーズン同様、シーズンフルで出場した選手が少なく安定感を欠きました。
5位 ホワイトソックス
予想順位:5位
ア・リーグの最多敗戦数、ア・リーグタイ記録となる21連敗、球団史上初の2年連続100敗といった不名誉な記録を作っての最下位となってしまいました。41勝121敗、4位ツインズまで41ゲーム差という目を疑うような大敗です。
・投手
今シーズンから先発に転向したギャレット・クロシェがまずまずの成績を残しましたが、さすがに今年のチーム状況では勝利数は伸びませんでした。7月にはエリック・フェッディがカージナルスへ、マイケル・コペックがドジャースへ、タナー・バンクスがフィリーズへ移籍しました。
・野手
昨シーズン38本塁打を放ったルイス・ロベルトJr. が結果を出せず、7月にはエロイ・ヒメネスがオリオールズへ、ポール・デヨングがロイヤルズへ移籍しました。
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