
ア・リーグ東地区は下記の5チームです。
ボルティモア・オリオールズ
ボストン・レッドソックス
ニューヨーク・ヤンキース
トロント・ブルージェイズ
タンパベイ・レイズ
1位 オリオールズ
★先発ローテーション予想
1. ザック・エフリン
2. チャーリー・モートン
3. ディーン・クレマー
4. 菅野智之
5. ケイド・ポビッチ
ブレーブスからFAとなったチャーリー・モートン、カージナルスからFAとなったカイル・ギブソンと契約を結びました。ギブソンはマイナーで調整を行った後、ローテーション入りする可能性があります。
また、海外FA権を行使して読売ジャイアンツから菅野智之が移籍してきました。
エースのコービン・バーンズが抜けた上に故障者も多く厳しい。
グレイソン・ロドリゲス:右肘の炎症(早くて4月)
トレバー・ロジャース:右膝の亜脱臼(4月)
チェイス・マクダーモット:右広背筋/大円筋または小円筋の損傷(4月)
カイル・ブラディッシュ:トミー・ジョン手術(今シーズン後半)
タイラー・ウェルズ:右尺側側副靱帯の修復手術(今シーズン中盤)
( )内は復帰予定時期
★ブルペン予想
フェリックス・バウティスタ(クローザー)
イェニエル・カノ(セットアップマン)
セランソニー・ドミンゲス
シオネル・ペレス
グレゴリー・ソト
ウェイバーでヤンキースからロアンシー・コントレラスを獲得しました。
上記の投手に加え、キーガン・エイキン、アルバート・スアレス、マット・ボウマン、ブライアン・ベイカーが控えます。
クローザーのフェリックス・バウティスタがトミー・ジョン手術明けであったり、成績が落ち気味あるいは波のある投手が多かったりでブルペンもやや不安が残ります。
★野手予想
C. アドリー・ラッチマン
1B. ライアン・マウントキャッスル
2B. ジャクソン・ホリデイ
3B. ジョーダン・ウェストバーグ
SS. ガナー・ヘンダーソン
LF. コルトン・カウザー
CF. セドリック・マリンズ
RF. タイラー・オニール
DH. ライアン・オハーン
長距離砲のアンソニー・サンタンダーがFAとなりましたが、代わりにレッドソックスからFAとなったタイラー・オニールと契約を結びました。
また、ブルワーズからFAとなったゲイリー・サンチェス、ブレーブスからFAとなったラモン・ラウレアーノとも契約を結びました。
本拠地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズの左翼フェンス再改修により、右バッターの本塁打数が増えるかもしれません。
ガナー・ヘンダーソン:右肋間筋の損傷(復帰予定時期:4月)
先発:B
ブルペン:C+
野手:A
総合:B+
75.2ポイント
★途中経過 (5/19)
得点・失点・盗塁数・打率・防御率がいずれも地区最下位と散々な状況。投手陣が厳しいのは想定内だと思いますが、野手陣の調子が上がらないとさすがに戦えません。ブランドン・ハイド監督が解雇となりましたが、開幕前にしっかり補強ができていたら…と思わずにはいられません。
先発陣では菅野智之が孤軍奮闘。グレイソン・ロドリゲスの復帰が待たれます。
野手陣ではタイラー・オニール、コルトン・カウザー、ジョーダン・ウェストバーグがIL入りと厳しい状況ですが、ここからの巻き返しに期待。
2位 ヤンキース
★先発ローテーション予想
1. カルロス・ロドン
2. マックス・フリード
3. マーカス・ストローマン
4. ウィル・ウォーレン
5. カルロス・カラスコ
ブレーブスからFAとなったマックス・フリードと、左投手史上最高額となる8年総額約331億円で契約を結びました。
ルイス・ヒルに続いてエース、ゲリット・コールの離脱は痛い。
ゲリット・コール:トミー・ジョン手術(2026年)
ルイス・ヒル:右広背筋の損傷(6月)
クラーク・シュミット:右肩の疲労(4月)
( )内は復帰予定時期
★ブルペン予想
デビン・ウィリアムズ(クローザー)
ルーク・ウィーバー(セットアップマン)
マーク・ライターJr.
ジェイク・カズンズ
ティム・ヒル
FAとなったティム・ヒル、ジョナサン・ロアイシガと再契約を結び、ブルージェイズからFAとなったライアン・ヤーブローと契約を結びました。
また、トレードでブルワーズからデビン・ウィリアムズ、レッズからフェルナンド・クルーズが移籍してきました。
さらに、ウェイバーでツインズからブレント・ヘッドリックを獲得しました。
上記の投手に加え、イェリー・デ・ロス・サントス、イアン・ハミルトン、ヨエンドリス・ゴメスらが控えます。
先発同様、故障者が多いのが気になります。
ジェイク・カズンズ:右前腕の筋損傷(4月)
クレイトン・ビーター:右肩の違和感(4月もしくは5月)
スコット・エフロス:左ハムストリングの筋損傷(未定)
J.T.ブルベイカー:肋骨骨折(未定)
ジョナサン・ロアイシガ:右尺側側副靱帯手術(4月後半もしくは5月前半)
( )内は復帰予定時期
★野手予想
C. オースティン・ウェルズ
1B. ポール・ゴールドシュミット
2B. ジャズ・チザムJr.
3B. オズワルド・カブレラ
SS. アンソニー・ボルピ
LF. ジェイソン・ドミンゲス
CF. トレント・グリシャム
RF. コディ・ベリンジャー
DH. アーロン・ジャッジ
カージナルスからFAとなった37歳のベテラン、ポール・ゴールドシュミットと契約を結びました。近年は打率・長打率ともに下降気味です。
また、トレードでカブスからコディ・ベリンジャーが移籍してきました。
ジャンカルロ・スタントン:両肘の腱断裂(5月)
DJ・ルメイユ:左ふくらはぎの筋損傷(4月もしくは5月)
( )内は復帰予定時期
先発:B
ブルペン:A-
野手:B
総合:B+
74.9ポイント
3位 ブルージェイズ
★先発ローテーション予想
1. ホセ・ベリオス
2. ケビン・ゴーズマン
3. クリス・バシット
4. マックス・シャーザー
5. ボウデン・フランシス
レンジャーズからFAとなった40歳のベテラン、マックス・シャーザーと契約を結びました。昨シーズンはケガのため、9試合のみの登板でした。
上記5投手に加え、ジャリエル・ロドリゲスが控えます。
アレク・マノアー:トミー・ジョン手術(復帰予定時期:シーズン中盤)
★ブルペン予想
ジェフ・ホフマン(クローザー)
チャド・グリーン(セットアップマン)
エリック・スワンソン
ブレンドン・リトル
イミ・ガルシア
フィリーズからFAとなったジェフ・ホフマン、マリナーズからFAとなったイミ・ガルシアと契約を結びました。オリオールズとブレーブスはフィジカルチェック(身体検査)をパスできなかったことを理由にホフマンとの契約を白紙にしました。右肩の状態に懸念を示したようですが、何事もないことを願います。
また、トレードでガーディアンズからニック・サンドリンが移籍してきました。
上記の投手に加え、ライアン・バー、リチャード・ラブレディが控えます。
エリック・スワンソン:右肘正中神経の圧迫(4月)
ライアン・バー:右肩の疲労(4月)
( )内は復帰予定時期
★野手予想
C. アレハンドロ・カーク
1B. ウラジミール・ゲレーロJr.
2B. アンドレス・ヒメネス
3B. アーニー・クレメント
SS. ボー・ビシェット
LF. ジョージ・スプリンガー
CF. ドールトン・バーショー
RF. アンソニー・サンタンダー
DH. ウィル・ワグナー
オリオールズからFAとなった長距離砲、アンソニー・サンタンダーと契約を結びました。
また、トレードでガーディアンズからアンドレス・ヒメネスとマイルズ・ストローが移籍してきました。
昨シーズン不振と負傷に見舞われたボー・ビシェットの復活にも注目です。
ドールトン・バーショー:右回旋筋腱板の手術(復帰予定時期:4月)
先発:A-
ブルペン:B+
野手:B
総合:B+
74.5ポイント
4位 レッドソックス
★先発ローテーション予想
1. ギャレット・クロシェ
2. タナー・ハウク
3. ウォーカー・ビューラー
4. リチャード・フィッツ
5. ショーン・ニューカム
トレードでホワイトソックスからギャレット・クロシェが移籍してきました。
また、ドジャースからFAとなったウォーカー・ビューラーと契約を結びました。
ブライアン・ベイオ:右肩の炎症(4月序盤から中盤)
ルーカス・ジオリト:左ハムストリングの損傷(4月)
カッター・クロフォード:右膝蓋骨の痛み(早くて5月)
( )内は復帰予定時期
★ブルペン予想
アロルディス・チャップマン(クローザー)
リアム・ヘンドリックス(セットアップマン)
ジャスティン・スレイトン
ギャレット・ウィットロック
ジャスティン・ウィルソン
クローザーのケンリー・ジャンセンがFAになり、代わりにパイレーツからFAとなったアロルディス・チャップマンと契約を結びました。
また、レッズからFAとなったジャスティン・ウィルソン、エンゼルスからFAとなったパトリック・サンドバルと契約を結びました。
ホワイトソックス時代にクローザーを務めていたリアム・ヘンドリックスですが、2023年に癌の手術を受け、同年復帰するもトミー・ジョン手術を受けることになり、昨シーズンまで全休となりました。今シーズンの復帰に期待です。
上記の投手に加え、ザック・ケリー、グレッグ・ワイサート、クーパー・クリスウェルらが控えます。
リアム・ヘンドリックス:右肘の炎症(4月中旬から下旬)
ザック・ペンロッド:左肘の炎症(5月以降)
クリス・マーフィー:トミー・ジョン手術(オールスターゲーム後)
パトリック・サンドバル:左肘の尺側側副靭帯手術(早くてもシーズン中盤)
( )内は復帰予定時期
★野手予想
C. コナー・ウォン
1B. トリストン・カサス
2B. クリスチャン・キャンベル
3B. アレックス・ブレグマン
SS. トレバー・ストーリー
LF. ジャレン・デュラン
CF. セダン・ラファエラ
RF. ウィルヤー・アブレイユ
DH. ラファエル・デバース
アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンと契約を結びました。
トレードでヤンキースからカルロス・ナルバエスが移籍してきました。
ケガで昨シーズンフル出場できなかったトリストン・カサスとトレバー・ストーリーの活躍が望まれます。
投手力の弱さを打力でカバーできるか。
吉田正尚:右肩の関節唇断裂(復帰予定時期:4月後半もしくは5月前半)
先発:B
ブルペン:C
野手:A
総合:B+
74.0ポイント
5位 レイズ
フロリダ州セントピーターズバーグにある本拠地のトロピカーナ・フィールドがハリケーンの被害を受けた為、2025年はフロリダ州タンパにあるジョージ・M・スタインブレナー・フィールドを暫定本拠地とします。スタインブレナー・フィールドはヤンキースのスプリングトレーニング用の球場であり、ヤンキース傘下のタンパ・ターポンズ及びフロリダ・コンプレックスリーグ・ヤンキースの本拠地でもあります。
両球場のグラウンドサイズ(左翼・中堅・右翼)にそれ程大きな差はありませんが、トロピカーナ・フィールドが屋内(ドーム)球場で人工芝が使われている一方、スタインブレナー・フィールドは屋外球場で天然芝という違いがあります。
慣れない本拠地がマイナスにならないことを願います。
★先発ローテーション予想
1. ライアン・ペピオ
2. シェーン・マクラナハン
3. タージ・ブラッドリー
4. ドルー・ラスムッセン
5. シェーン・バズ
2023年8月にトミー・ジョン手術を受け、昨シーズンを全休したエースのシェーン・マクラナハンが復帰します。左腕の負傷により開幕投手の座はライアン・ペピオに譲りますが、長期離脱にはならない見込みです。
上記5投手に加え、ザック・リテルが控えます。
シェーン・マクラナハン:左上腕三頭筋の炎症(復帰予定時期:未定)
★ブルペン予想
ピート・フェアバンクス(クローザー)
エドウィン・ウセタ(セットアップマン)
マヌエル・ロドリゲス
ギャレット・クリービンジャー
ケビン・ケリー
トレードでタイガースからアレックス・ファエドとメイソン・エングラートが移籍してきました。
上記の投手に加え、メイソン・モンゴメリーが控えます。
投手力はなかなか高いのではないでしょうか。
アレックス・ファエド:右肩の痛み(4月もしくは5月)
ネイト・ラベンダー:左肘の手術(6月もしくは7月)
( )内は復帰予定時期
★野手予想
C. ダニー・ジャンセン
1B. ジョナサン・アランダ
2B. ブランドン・ロー
3B. ジュニオール・カミネロ
SS. テイラー・ウォールズ
LF. クリストファー・モレル
CF. ジョニー・デルーカ
RF. ジョシュ・ロー
DH. ヤンディ・ディアス
レッドソックからFAとなったダニー・ジャンセン、パドレスからFAとなったキム・ハソンと契約を結びました。
高い投手力に比べて、迫力に欠ける打線になるかもしれません。
ブランドン・ローがフル出場できるか、そして昨シーズン成績を落としたクリストファー・モレルとジョシュ・ローがどれだけ戻せるか。
キム・ハソン:右肩の手術(復帰予定時期:5月)
先発:A-
ブルペン:A
野手:C+
総合:B
73.7ポイント

予想順位は↓のようになりました。
順位 | チーム名 | ポイント |
1 | オリオールズ | 75.2 |
2 | ヤンキース | 74.9 |
3 | ブルージェイズ | 74.5 |
4 | レッドソックス | 74.0 |
5 | レイズ | 73.7 |
★総評
オリオールズとヤンキースがもう少し抜け出すかと思いましたが、オリオールズはエースのコービン・バーンズが移籍し、グレイソン・ロドリゲスが故障、ヤンキースはエースのゲリット・コールがトミー・ジョン手術で全休となり、ルイス・ヒルが故障といったマイナス要素が響き、他3チームとの差が縮まりました。
割とバランスの良いブルージェイズ、打高投低のレッドソックス、投高打低のレイズ。1位~5位までのポイントが最も拮抗している地区になりました。ちょっとしたことで順位が入れ替わるような痺れるシーズンになるかもしれません。












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