
まずは昨シーズンの順位を見てみましょう。


アストロズとのデッドヒートを制したマリナーズが24年ぶりの地区優勝を果たしました。
ポストシーズンではリーグ優勝決定戦へ駒を進めたマリナーズですが、ブルージェイズに惜しくも敗れました。
なお、この地区からポストシーズンに進出したのはマリナーズのみでした。
それでは今シーズンの予想を見ていきましょう!
※今回の予想におけるルール等はこちらをご覧ください。

ロサンゼルス・エンゼルス (Los Angeles Angels)
☆監督 (Manager)
| 監督 | ランク | スコア |
| カート・スズキ (Kurt Suzuki) | B | 6 |
2022年にエンゼルスで現役を引退。その後ペリー・ミナシアンGMの特別補佐を務めていましたが、今シーズンは監督を務めることになりました。メジャーやマイナーでの指導経験はなくチームの状況も厳しい中でどれだけの結果を残せるでしょうか。ちなみにカート・スズキ氏はハワイ出身の日系3世で祖父母が日本人です。
☆先発投手 (Starting pitcher)
| 選手 | ランク | スコア |
| ホセ・ソリアーノ (José Soriano) | B+ | 6 |
| 菊池雄星 (Yusei Kikuchi) | B+ | 6 |
| リード・デトマーズ (Reid Detmers) | B | 5 |
| ジャック・コハノウィッツ (Jack Kochanowicz) | C | 2 |
| ライアン・ジョンソン (Ryan Johnson) | C+ | 3 |
| グレイソン・ロドリゲス (Grayson Rodriguez) | B- | 4 |
| アレック・マノアー (Alek Manoah) | C+ | 3 |

ホセ・ソリアーノ:昨年はチームで唯一の二桁勝利をあげました。誰もが認めるエンゼルスのエースとなれるか。
菊池雄星:3年連続で30試合以上に先発登板。エンゼルス移籍1年目となった昨シーズンは7勝11敗、防御率3.99、自身2度目のオールスターに選出されました。今年35歳となりますが、エンゼルスのエース格として頑張って欲しい。
リード・デトマーズ:昨シーズンはリリーバーとして61試合に登板しましたが、今シーズンは先発復帰します。
グレイソン・ロドリゲス:トレードでオリオールズから移籍してきました。昨シーズンは右肘と広背筋のケガにより離脱、さらに右肘の骨棘(こつきょく)除去術を受けたことで1試合も登板することなくシーズンを終えました。今シーズンは完全復活、といきたいところですが右腕の張りにより出遅れ。4月中の復帰を目指します。
アレック・マノアー:ウェイバーでブルージェイズからブレーブスに移籍、その後FAとなりエンゼルスと契約を結びました。トミー・ジョン手術からの復帰明けとなった昨年はメジャー登板はありませんでしたが、3Aでは7試合に先発登板して防御率2.97でした。2022年には16勝をあげ、オールスターに選出された実績があります。
☆救援投手 (Relief pitcher)
| 選手 | ランク | スコア |
| ライアン・ゼファージャン (Ryan Zeferjahn) | B- | 2 |
| ジョーダン・ロマノ (Jordan Romano) | B- | 2 |
| ドリュー・ポメランツ (Drew Pomeranz) | B | 3 |
| チェイス・シルセス (Chase Silseth) | B- | 2 |
| ジョーイ・ルケーシー (Joey Lucchesi) | B- | 2 |
| ブレント・スーター (Brent Suter) | B- | 2 |
| サム・バックマン (Sam Bachman) | C+ | 1 |
| カービー・イェイツ (Kirby Yates) | B- | 2 |

ジョーダン・ロマノ:フィリーズからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。昨シーズンは49試合に登板して防御率8.23。ブルージェイズでクローザーを務めていた頃の輝きを取り戻したい。
ドリュー・ポメランツ:カブスからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。2022年から3年間メジャー登板がありませんでしたが、昨シーズンは57試合に登板して防御率2.17と復活を果たしました。
ジョーイ・ルケーシー:ジャイアンツからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。
ブレント・スーター:レッズからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。
カービー・イェイツ:ドジャースからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。昨シーズンは50試合に登板して防御率5.23。39歳、もう一花咲かせられるでしょうか。なお、左膝の炎症により出遅れ。4月に復帰する見込みです。
剛腕ベン・ジョイスの復帰が待たれます。復帰見込みは今シーズン前半。
☆野手 (Position player)
| ポジション | 選手 | ランク | スコア |
| C | ローガン・オホッピー (Logan O’Hoppe) | C+ | 3 |
| 1B | ノーラン・シャヌエル (Nolan Schanuel) | B- | 4 |
| 2B | オズワルド・ペラザ (Oswald Peraza) | C | 2 |
| 3B | ヨアン・モンカダ (Yoán Moncada) | C+ | 3 |
| SS | ザック・ネト (Zach Neto) | A | 8 |
| LF | ジョシュ・ロウ (Josh Lowe) | C+ | 3 |
| CF | マイク・トラウト (Mike Trout) | B | 5 |
| RF | ジョー・アデル (Jo Adell) | B- | 4 |
| DH | ホルヘ・ソレア (Jorge Soler) | C+ | 3 |
| C | トラビス・ダーノー (Travis d’Arnaud) | C | 2 |
| 1B/3B | ジェイマー・キャンデラリオ (Jeimer Candelario) | C | 2 |
| 2B/LF/RF | アダム・フレイジャー (Adam Frazier) | C | 2 |
| OF | ブライス・テオドシオ (Bryce Teodosio) | C | 2 |

ローガン・オホッピー:昨シーズンは成績を下げましたが、元エンゼルス捕手カート・スズキ氏が監督に就任し、同じく元エンゼルス捕手マックス・スタッシー氏が捕手コーチとして招聘されたのは心強い。
ヨアン・モンカダ:シーズン終了後にFAとなりましたが再契約を結びました。WBCではキューバ代表で出場し、パナマ戦でホームランを打っています。
ザック・ネト:昨シーズンは右肩の手術の影響で若干出遅れましたが、2年連続で20-20(20本塁打&20盗塁)達成。25歳ながらエンゼルスの中心選手と言えます。
ジョシュ・ロウ:トレードでレイズから移籍してきました。打率.292をマークした2023年以降は成績を下げています。外野でのプラトーン起用になるでしょうか。
マイク・トラウト:近年はケガによる欠場が多かったですが、昨シーズンはDH中心ながら130試合に出場して打率.232、26本塁打、OPS.797。スーパースターに求められる数字としては物足りないですが、昨シーズンのエンゼルスでOPSが8割に届いた選手がいなかったことを考えるとトラウトの打力は無視できません。なお、トラウトはセンターでの出場を希望しています。
ジョー・アデル:昨シーズンはチーム最多の37本塁打をマーク。打率も.207から.236に上がりました。しかしセンターでの守備には不安があり、今シーズンはライトでの出場が増えそうです。
アダム・フレイジャー:ロイヤルズからFAとなりエンゼルスと契約を結びました。

5位はエンゼルスです。
全体的にロースコアとなりました。再建期とも言えない中途半端な状態に感じます。
| 監督 | 6 |
| 先発投手 | 25 |
| 救援投手 | 16 |
| 野手 | 43 |
| 合計 | 90 |
☆途中経過
ホセ・ソリアーノが開幕から6試合の先発で1失点しか許さず。これはオープナーを除けばMLB史上初。防御率は0.28、WHIPは0.73。(4/23追記)
ここまでチームで唯一セーブをあげていたジョーダン・ロマノをDFAに。(4/27追記)
12勝21敗、勝率.364でアストロズと並んで4位タイ。
チーム本塁打43本はリーグ2位で得点力は低くありませんが、チーム防御率4.59はリーグワースト2位タイ。
先発投手ではホセ・ソリアーノが7試合の登板で5勝1敗、防御率0.84(勝利数・防御率ともにリーグトップ)と素晴らしいピッチングを見せていますが、菊池雄星が同じく7試合に登板して0勝3敗、防御率5.81と苦戦。
救援投手では現在セーブのついている投手がいない状況。リハビリ登板を開始した剛腕ベン・ジョイスが順調に復帰してくれることを願います。
野手ではマイク・トラウトがリーグ5位の10本塁打、ホルヘ・ソレアがリーグ4位タイの25打点をマークしています。(5/2追記)
菊池雄星が左肩の炎症で約4年ぶりのIL入り。シーズン中盤での復帰が見込まれています。(5/4追記)
32勝47敗、勝率は.405に上がりましたが最下位。
得点も失点も多く、失点はリーグワースト3位タイ。失策数はリーグ最多。
先発投手ではホセ・ソリアーノが8勝を挙げリーグ3位タイ。
野手ではチーム最多タイの17本塁打を放っているマイク・トラウトが右のハムストリングを痛めて欠場中。7月中の復帰を目指します。(6/22追記)
ペリー・ミナシアンGM解任。(6/27追記)
ローガン・オホッピーとチェイス・シルセスをレンジャーズに放出。アレック・マノアーをリリース。(7/31追記)
ホセ・ソリアーノをブルージェイズに、ジョー・アデルをガーディアンズに、ブレント・スーターをブレーブスに、カービー・イェイツをパイレーツに放出。
カブスからモイセス・バイエステロスを獲得し、ライアン・ゼファージャンを放出。(8/4追記)
ホルヘ・ソレアをDFA。(8/5追記)
45勝73敗、勝率.381で変わらず最下位。
GM解任、主力放出、チーム再建!(8/10追記)

アスレチックス (Athletics)
☆監督 (Manager)
| 監督 | ランク | スコア |
| マーク・コッツェイ (Mark Kotsay) | B+ | 7 |
チーム再建中という苦しい状況下で着実に勝ち数を増やしてきました。目指すは6年ぶりのポストシーズン進出です。なお、本拠地移転(新球場建設中)のため今シーズンもサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下AAAサクラメント・リバーキャッツの本拠地サター・ヘルス・パークを借りて戦います。
☆先発投手 (Starting pitcher)
| 選手 | ランク | スコア |
| ルイス・セベリーノ (Luis Severino) | B | 5 |
| ジェフリー・スプリングス (Jeffrey Springs) | B | 5 |
| ルイス・モラレス (Luis Morales) | B- | 4 |
| アーロン・シバーリ (Aaron Civale) | B- | 4 |
| ジェイコブ・ロペス (Jacob Lopez) | B- | 4 |
| ジャック・パーキンス (Jack Perkins) | C+ | 3 |

大きな補強はなく、今シーズンも野手頼みになりそうです。
アーロン・シバーリ:カブスからFAとなりアスレチックスと契約を結びました。昨年ブルワーズ在籍時にはシーズン途中でブルペンへの配置転換となりましたが、先発へのこだわりを見せたシバーリはトレードでホワイトソックスに移籍。13試合に先発登板しましたが成績はぱっとせず。その後ウェイバーでカブスへ移籍しましたが先発登板はありませんでした。今シーズンは先発ローテーション入りする見込みです。
☆救援投手 (Relief pitcher)
| 選手 | ランク | スコア |
| エルビス・アルバラド (Elvis Alvarado) | B- | 2 |
| ジャスティン・スターナー (Justin Sterner) | B | 3 |
| マイケル・ケリー (Michael Kelly) | B- | 2 |
| マーク・ライター・ジュニア (Mark Leiter Jr.) | B- | 2 |
| スコット・バーロウ (Scott Barlow) | B- | 2 |
| ホーガン・ハリス (Hogan Harris) | B | 3 |
| J・T・ギン (J.T. Ginn) | B | 3 |
| ルイス・メディーナ (Luis Medina) | C+ | 1 |

マーク・ライター・ジュニア:ヤンキースからFAとなりアスレチックスと契約を結びました。
スコット・バーロウ:レッズからFAとなりアスレチックスと契約を結びました。昨年は75試合に登板。
昨夏トレードで移籍したメイソン・ミラーに代わる絶対的なクローザーがいません。
☆野手 (Position player)
| ポジション | 選手 | ランク | スコア |
| C | シェイ・ランゲリアーズ (Shea Langeliers) | A- | 7 |
| 1B | ニック・カーツ (Nick Kurtz) | A- | 7 |
| 2B | ジェフ・マクニール (Jeff McNeil) | B | 5 |
| 3B | マックス・マンシー (Max Muncy) | C+ | 3 |
| SS | ジェイコブ・ウィルソン (Jacob Wilson) | A- | 7 |
| LF | タイラー・ソーダーストロム (Tyler Soderstrom) | A- | 7 |
| CF | デンゼル・クラーク (Denzel Clarke) | C+ | 3 |
| RF | ローレンス・バトラー (Lawrence Butler) | B+ | 6 |
| DH | ブレント・ルッカー (Brent Rooker) | B+ | 6 |
| C | オースティン・ウィンズ (Austin Wynns) | C | 2 |
| 2B/3B/SS | ダレル・ハーネイズ (Darell Hernaiz) | C | 2 |
| IF/LF | アンディ・イバニェス (Andy Ibáñez) | C | 2 |
| LF/RF | カルロス・コルテス (Carlos Cortes) | C | 2 |

シェイ・ランゲリアーズ:昨シーズンは打率.277、31本塁打、OPS.861をマークした打撃型捕手。ディフェンス面が課題。
ニック・カーツ:メジャーデビューとなった昨シーズンは打率.290、36本塁打、OPS1.002をマーク。ア・リーグのルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)に輝き、シルバースラッガー賞も受賞しました。
ジェフ・マクニール:トレードでメッツから移籍してきました。首位打者に輝いた2022年以降は打率を下げていますが、三振率は依然として低いです。
ジェイコブ・ウィルソン:昨シーズンは打率.311、13本塁打、OPS.800。オールスターに選出され、ア・リーグのルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)投票ではチームメイトのニック・カーツに次ぐ2位にランクインしました。
タイラー・ソーダーストロム:昨シーズンは打率.276、25本塁打、OPS.820。アスレチックス史上最高額となる7年8600万ドルの契約延長に合意しました。
ブレント・ルッカー:昨シーズンはニック・カーツ、シェイ・ランゲリアーズに次ぐ30本塁打を放ち、3年連続で30本塁打以上をマーク。自身2度目のオールスターに選出されました。
アンディ・イバニェス:タイガースからFAとなりドジャースと契約を結びましたが、その後ウェイバーでアスレチックスに移籍してきました。
プロスペクト・ランキングで4位にランクインした19歳レオ・デブリーズのメジャーデビューはあるでしょうか。

4位はアスレチックスです。
野手のスコアだけ見れば地区優勝争いも可能なのですが、やはり投手力が…。
| 監督 | 7 |
| 先発投手 | 23 |
| 救援投手 | 18 |
| 野手 | 59 |
| 合計 | 107 |
☆途中経過
打の主力の1人ブレント・ルッカーが右腹斜筋を痛め、4~6週間離脱する見込みです。(4/12追記)
17勝15敗、勝率.531で1位。
チーム成績として突出したものはまだありませんが、失策数7はリーグ最少。
シェイ・ランゲリアーズが打率.326でリーグ5位。IL入りしていたブレント・ルッカーが復帰。
投手陣がなんとか踏ん張っているので、野手陣の爆発に期待がかかります。(5/2追記)
38勝40敗、勝率は.487に下がり2位。
得点も失点も多く、チーム打率.250はリーグ2位、本塁打105本はリーグ3位。一方、失点とチーム防御率はリーグワースト。
野手ではニック・カーツが打率.290(リーグ8位タイ)、19本塁打(リーグ6位タイ)、61打点(全体トップ)と好調。(6/22追記)
ブレント・ルッカーが膝の手術のため今シーズン終了。(7/2追記)
シェイ・ランゲリアーズが右膝の右半月板を断裂。手術を受け、今シーズン終了の見込み。(7/31追記)
47勝71敗、勝率はさらに.398まで下がり4位に。
674失点、チーム防御率5.41はいずれも全体ワースト2位。
投手力の弱さを打力で補う腹積もりでしたが、ブレント・ルッカーとシェイ・ランゲリアーズが離脱して終戦。(8/10追記)
ルイス・セベリーノが右肩の損傷によりシーズン終了の見込み。(8/16追記)
