KOPW王座は2020年にオカダ・カズチカの提案によって創設されたもの。
本タイトルの争奪戦に臨む選手が各自希望する試合形式を持ち寄り、どちらの試合形式を採用するかはファン投票で決定するというのが特徴。
現在新日本プロレスにはベルトが多く存在し、ベルトの価値が落ちている。
ベルトを減らすべきだと考えるファンは多く、私もそのうちの1人。
2024年6月に新日本プロレスが掲げた指針の1つに「ベルトの価値向上」があり、STRONGの3王座(無差別級、タッグ、女子)は米国限定のタイトルに戻す方針が明かされた。
IWGP世界ヘビー、IWGPジュニアヘビー、IWGPタッグ、IWGPジュニアタッグの4タイトルはいい。そしてSTRONGも米国限定にしたということで良しとしよう。それ以外の
・IWGP GLOBALヘビー
・IWGP女子
・NEVER無差別級
・NEVER無差別級6人タッグ
・NJPW WORLD認定TV王座
・KOPW
これらが必要かどうか。
私は先に挙げた4タイトル以外は全ていらないと思っている。
IWGPというのは “International Wrestling Grand Prix” の略で、Globalとは意味がかぶっている。どうしても海外用のベルトが必要ならGLOBALかSTRONGのどちらかで十分。
スターダムにはワールド・オブ・スターダムというタイトルがあり、これもIWGPと意味がかぶっているので不要。そもそも新日本プロレスに女子選手はいないのに、IWGP女子というタイトルを作ること自体に違和感がある。
NEVERはIWGPに次ぐ2番手のベルトというイメージ。最近は鷹木信悟のおかげもあって、熱い闘いを見せるタイトルとして価値が上がっているように思う。無差別級ということでヘビー級の選手とジュニアヘビー級の選手によるタイトルマッチを組めるので、面白くできる可能性は秘めている。6人タッグも各チームに1人はジュニアヘビー級の選手を入れるようにすれば、メリハリが利いて今よりは面白くなるだろう。
NJPW WORLD認定TV王座は、テレビ朝日の新日本レギュラー放送が継続50周年となることを記念して新設されたタイトル。強いて特徴を挙げるなら15分1本勝負という形式が採用されている点だが、特にスピーディな試合展開だと感じることもなく、不要なタイトル。
そして問題のKOPW。他のタイトルとは差別化が図られているという点で「残してもいい」と考えるファンは一定数いる。ライトなファン層やエンタメ色の強いプロレスを好むファンにはアピールする部分もあるだろう。ただ私の好みから言えば不要。
「なんでもあり」がプロレスであり、ベルトが多い方が興行的にやりやすいということを理解した上で、ベルトを減らしてもっと「闘い」が見られる新日本プロレスにして欲しい。
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