内藤哲也とBUSHIが新日本プロレスを退団することが明らかになった。5月4日福岡大会がラストマッチとなる。
近年、新日本プロレスを退団した選手は少なくない。先日もジェフ・コブの退団が報じられたばかりだ。意味深なコメントで退団を匂わせながらもしれっとNEW JAPAN CUPに出場し、「辞めないんかい!」と心の中でツッコんだファンも多かっただろう。その後、退団が報じられ「やっぱり辞めるんかい!」とツッコミ直したのは私だけではないはずだ。
4月に入っても内藤は契約を更改せず、2月以降はフリーとして出場を続けていたことは周知の事実だった。コンディションが悪いまま試合に出続け、選手の試合出場数の格差に関する疑問を投げかけていた。さらに「小さい国だったり、国内でも新日本が回らない地域に生の内藤哲也を届けたいって思いも膨らんできていて。新日本にいたらできないことをしてみたいという思いが、強くなってきてしまったのも退団の理由の一つ」と語っている。
会社も慰留交渉を続けたということだからある程度のことは許されそうだが、新日でハードスケジュールをこなせばコンディションは良くならず、その上で海外や地方の団体のリングにも上がるというのは現実的に難しい。かといって会社としては自分たちの興行があるのに集客力のある内藤を休ませて他団体のリングに上げさせるわけにもいかない。こういったところでお互い折り合いがつかなかったのではないだろうか。他団体に貸し出すことが新日にとってメリットになる選手もいればデメリットになる選手もいる。内藤が集客力のある人気レスラーであるが故に希望が叶わないというジレンマを抱えたのかもしれない。
ちなみにBUSHIの退団は内藤退団に付随したものだ。内藤が辞めるなら自分(BUSHI)も辞めるという流れ。ということは今後もBUSHIは内藤と行動を共にする可能性が高そうだ。既にGamma、グルクンマスク、飛鳥プロレスからオファーがあったという。今後2人がフリーとしてやっていくのか、どこかの団体に所属するのか気になるところだが、国内の団体に所属するとなると第一候補はNOAHだろう。先日拳王チャンネル興行を行った拳王がメインイベント終了後に内藤の名前を口にした。NOAHのリングではなく拳王チャンネルのリングへの参戦呼びかけだったが、現在のNOAHはOZAWAやKENTAのおかげもあって盛り上がっている。OZAWAのいるTEAM 2000 X、ガレノが加わったALL REBELLION、佐々木憂流迦が加わったケンケンタッグ(仮)、征矢学とRATEL’Sが手を組んだ情熱RATEL’Sといったユニットがあり、ここに内藤とBUSHIが絡んでくれば面白いだろう。ただ、新日にいてやれないことをNOAHにいってやれるかは謎なので、しばらくはフリーとして様々な団体のリングに上がるのではないだろうか。















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