WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム
2025年1月4日 東京・東京ドーム
棚橋弘至ファイナルロード・ランバージャックデスマッチ
棚橋弘至 vs EVIL
棚橋が負けたら引退がかかっていた一戦。ということで勝敗は分かっていた。そしてランバージャックといいながら場外戦あり、介入あり。さらには丸め込みでの決着。しかし棚橋はここ最近の試合に比べれば動けていた方だったし、試合後に柴田勝頼が登場して1.5で棚橋との試合を要求するサプライズが用意されていたので良しとしよう。
ただ新日は柴田に「闘い」の場を用意せず、その結果柴田はAEWに移籍した。棚橋の引退があるにしても、そんな柴田を使う新日の根性がどうも気に食わない。
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<王者>DOUKI vs エル・デスペラード<挑戦者>
DOUKI登場前には歌舞伎役者、中村獅童がパフォーマンスで会場を盛り上げた。しかし試合は不本意なものとなってしまった。DOUKIボム(コーナー最上段から場外へのダイビング・セントーン)を放った際、DOUKIが左肘を脱臼し無念のレフェリーストップ。
試合後デスペラードがマイクで観客を納得させた。デスペラードにはこういう力があるし、チャンピオンにはこういう力を持っていて欲しい。
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<王者>ザック・セイバーJr. vs 海野翔太<挑戦者>
バイクに乗って派手に登場した海野。この日も「入場がピーク」となってしまうのか。
結果は大方の予想通りだったので言及しないが、40分を超えた試合時間について一言物申したい。内容で説得力を出せないために試合を長くしてビッグマッチ感を出したかったのかもしれないが、長時間の試合はよほどのことがない限り間延びする。試合巧者であり引き出しが多いザックならまだしも、海野には40分を魅せるだけの実力はまだない。
この日の試合、ニュージャパンランボー以外は全て20分以内で終わっている。鷹木対竹下なんて13分弱だ。DOUKI対デスペラードがアクシデントにより5分程度で終わってしまった影響もあるのかもしれないが、25~30分程度で終わらせていればもう少し試合の印象を良くできたのではないだろうか。
最近は海野に対してブーイングが浴びせられるが、これは海野をエースに担ぎ上げた、そしてその担ぎ方が下手な新日本プロレスに対するブーイングと捉えることもできる。
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