2025年2月11日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
THE NEW BEGINNING in OSAKA
IWGP GLOBALヘビー級選手権
<王者>辻陽太 vs ゲイブ・キッド<挑戦者>
1.4東京ドームで辻がデビッド・フィンレーから奪取したIWGP GLOBAL。翌日の1.5ではジャック・ペリーを相手に初防衛に成功し、この試合は2度目の防衛戦。
ちなみにゲイブはSTRONG無差別級王座を保持しており、この試合に勝てば2冠となる。
1.5でのケニー・オメガ戦でライオンマークの入ったハーフタイツを着用したゲイブに対し、辻は新コスチュームである赤いショートタイツでこの一戦に臨んだ。新日本プロレスと言えば黒のショートタイツのイメージだが、2人がタイツを変えたのは自分がこれからの新日本プロレスを引っ張っていくという気持ちの表れだろう。
それは試合にも表れた。普段はそこまでバチバチの試合はしない辻だが、相手がゲイブとなれば話は違う。お互いの意地が伝わってくる打撃の応酬。打撃では辻が上回った印象だが、ゲイブもやられてばかりではない。辻がコーナー最上段からのスパニッシュフライを狙うが、ゲイブは雪崩式ラリアット(?)で返す。ジーンブラスターをカウンターのドリル・ア・ホール・パイルドライバーで返す場面もあった。どちらも譲らない一戦は両者ノックアウトという結果に終わった。試合後にH.O.Tの乱入&失踪していたEVILの復帰を用意していたのは、ブッカーもこの不透明決着に不安を感じていた証拠ではないだろうか。しかし私からすればこの演出は無い方が良かった。ゲイブvs石井の時間切れ引き分けもあったが、ゲイブの試合は内容が十分なので結果は二の次だろう。観客も満足していたのではないか。この後EVILがH.O.T.とWAR DOGSの全面戦争を宣言するが、それなら辻は関係ないし、ゲイブよりフィンレーを急襲するアングルの方が良かった。せっかく良い試合だったのに後味の悪い終わり方になってしまった。
棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)
棚橋弘至 vs 真壁刀義
棚橋のデビュー戦は1999年10月10日後楽園ホール。その相手が真壁伸也だった。新日本プロレス暗黒時代と言われる時期を共に戦った両者による一戦。
真壁の試合を久しぶりに見た気がするが、50歳を過ぎてもまだ分厚い肉体を見るとなんだか安心する。なかなか目立つ存在になれなかった真壁だが、説得力のある肉体は若い頃からトレーニングを積み重ねてきた証拠。試合ではノーザンライトスープレックスホールド、ジャーマンスープレックスホールドで踵を浮かせたキレイなブリッジまで見せてくれた。永田裕志がIWGP世界ヘビーに挑戦するなら真壁もやっちゃえ。


















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