タッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」の出場チームが開幕3日前になってようやく発表されました。
<概要>
・レッドゴッデス、ブルーゴッデスの2ブロック制。1ブロック8チームから構成される全16チーム参加。
・勝負は勝ち2点、負け0点、あらゆる引き分け1点の総当たりリーグ戦。
・公式戦は15分1本勝負、決勝トーナメントは時間無制限1本勝負。
・各ブロックの勝ち点 1位、2位、3位のチームが決勝トーナメントへ進出する。
まずは両ブロックに分けて予想してみたいと思います。

【レッドゴッデス】
✕① 刀羅ナツコ&琉悪夏
現ゴッデス・オブ・スターダム王者。2年連続の出場。この手の大会は現王者が優勝しないというのがお約束だったりしますが、先日行われた新日本プロレスのSUPER Jr. TAG LEAGUEではIWGPジュニアタッグ王者のSHO&DOUKIが優勝しました。プロレスには予想を裏切られる面白さがありますが、それをH.O.Tでやってしまうところに今の新日のセンスのなさを感じました。H.A.T.E.もH.O.Tほどではないにしろ反則・介入当たり前のヒールユニット。今大会の優勝チームがゴッデスのベルトに挑戦するというアングルも踏まえて優勝はなしと予想。
〇② なつぽい&安納サオリ
COSMIC ANGELSの同日デビューコンビ。2年連続の出場。今年の5月にはプロレスデビュー10周年記念大会も開催されました。ゴッデスやアーティスト・オブ・スターダムのベルトを巻いたこともあるのでタッグチームとしての経験・実績は十分。レッドゴッデスでは最も優勝の可能性が高いチームではないでしょうか。
✕③ 水森由菜&星来芽依
COSMIC ANGELSの水森由菜とNEO GENESISの星来芽依。ハイスピードのベルトを懸けて素晴らしい試合を見せてくれた両者ですが、コズエンの構成人数が奇数(5人)であることとスターライト・キッド欠場に因る即席タッグ感は否めません。
✕④ 妃南&八神蘭奈
God’s Eyeから出場する3チームの中では最も格下。優勝はなしと予想。
✕⑤ 月山和香&梨杏
E neXus Vチーム。2年連続の出場。HANAKOとのタッグでNEW BLOODのベルトを巻いていた月山和香ですが、梨杏とのタッグで優勝はないでしょう。
✕⑥ ボジラ&鉄アキラ
Mi Vida Locaチーム。シングルだとボジラの強さが圧倒的で扱いが難しいですが、タッグであればパートナー次第で容易に負けさせることができます。鈴季すず&ボジラ組なら優勝候補筆頭ですが。
✕⑦ 葉月&コグマ → 諸事情により全戦欠場
現在メキシコでも活躍中のFWC。かつて3度ゴッデスのベルトを巻き、2021年にはGODDESSES OF STARDOMで優勝を果たしています。タッグチームの完成度で言えば優勝の可能性も十分ありますが、葉月と羽南の例の騒動以降、FWCの活動は内(スターダム)よりも外(海外を含む他団体)なのかな?という印象。葉月はCMLL日本女子のベルトも持っていますし、スターダム的に今FWCを優勝させる必要性は感じません。
✕⑦ テオトレコ&オシータ
葉月&コグマに代わって(?)出場。”Dos locas de México” というタッグチーム名が付いていて「メキシコから来た2人のクレイジーな女性」といった意味のようです。”Fukuoka W Crazy”(FWC)に似ていますね。テオトレコ(Teotleco)が葉月でオシータ(Osita)がコグマでしょう。
✕⑧ Sareee&叶ミク
IWGP女子のベルトを巻いたとはいえ結局朱里に獲り返され、ブーイング騒動まで起きてしまったSareee。スターダムとの相性の悪さを感じますが強さは本物。しかしパートナーがプロレスデビュー1年ちょっとの叶ミクでは優勝はないでしょう。

【ブルーゴッデス】
✕① 飯田沙耶&ビー・プレストリー
wing★goriで前年度優勝を果たした飯田沙耶ですが、今年は羽南が欠場。今年8月にスターダムへの再入団が発表され、その後STARSに加入したビー・プレストリーと組んでの出場となりました。ビー・プレストリーはGODDESSES OF STARDOMの優勝経験があり、ワールド・オブ・スターダムのベルトを1度、ゴッデスのベルトを2度巻いた実績がありますが、やはり即席タッグ感が強いので優勝はなしと予想。
✕② さくらあや&玖麗さやか
先日NEW BLOODタッグのベルトを巻いたさくらあや&玖麗さやかのコズエン組ですが、なつ&さおりーを差し置いて優勝はないでしょう。
✕③ 朱里&鹿島沙希
God’s Eyeチーム。3年連続の出場。現IWGP女子王者の朱里に今はタッグの栄冠は必要なさそう。パートナーが鹿島沙希であることもふまえて優勝はなしと予想。
✕④ 壮麗亜美&レディ・C
こちらもGod’s Eyeチーム。令和東京タワーズでの出場は2度目。1か月前に刀羅ナツコ&琉悪夏の持つゴッデスのベルトに挑戦して敗れたばかりなので優勝はなしと予想。
✕⑤ HANAKO&メーガン・ベーン
開幕までXとなっていたHANAKOのパートナーはAEWのメーガン・ベーンでした。2023年のGODDESSES OF STARDOMでは舞華とのタッグで優勝していますが、1年10か月ぶりにスターダムのリングに上がるメーガンとHANAKOに、タッグの大会で優勝するだけのチームワークが備わっているでしょうか。それにHANAKOはフューチャー・オブ・スターダムのベルトを獲ったばかり。今はタッグよりもシングルかなぁと思いますので優勝はなしと予想。
〇⑥ AZM&天咲光由
NEO GENESISチーム。アーティスト・オブ・スターダム、STRONG女子と立て続けにベルトを失ったAZM。共にアーティストのベルトを剥がされた天咲光由と共に、次はゴッデスの栄冠を目指します。AZMは2020年にGODDESSES OF STARDOMの優勝経験があり、AZM&天咲光由組の出場は今回で4度目。天咲光由の格上げも兼ねて、そろそろあるんじゃないですか!?
✕⑦ 鈴季すず&山下りな
強さ十分のMi Vida Locaチームですが、山下りなは先日青木いつ希とのタッグで刀羅ナツコ&琉悪夏の持つゴッデスのベルトに挑戦して敗れたばかり。次はパートナーを鈴季すずに代えてリベンジを、というのはあり得るシナリオですが、よそ者に短期間で2度同じタイトルに挑戦させないと見て、優勝はなしと予想。
✕⑧ 小波&吏南
現ゴッデス王者が同じユニットの刀羅ナツコ&琉悪夏であること、そして小波がワンダー・オブ・スターダムのベルトを獲ったばかりであることなどから優勝はなしと予想。
というわけで、優勝候補としてなつぽい&安納サオリとAZM&天咲光由を挙げたいと思います。ただ、年末に安納サオリが上谷沙弥の持つワールド・オブ・スターダムのベルトに挑戦するというのがちょっと引っかかるので、最終的な予想は
本命:AZM&天咲光由
対抗:なつぽい&安納サオリ
でいかがでしょうか。
NEO GENESISはまだゴッデスのベルトを巻いたことがないんですよね。といってもまだ結成してから1年半も経っていませんが。
なつぽい&安納サオリがゴッデスのベルトを奪取したら、2023年以来2度目となります。ちなみに1度目はなつぽいの負傷により王座返上しています。
