2026年9月7日 東京・後楽園ホール
TAKAYAMANIA EMPIRE V -ROSSO(情熱色)に染めろ!-
高山善廣を支援するプロレスイベント「TAKAYAMANIA EMPIRE」
高山は2017年5月4日、試合中のアクシデントにより負傷。入院先で頸髄損傷および変形性頚椎症と診断され、現在もリハビリ生活を続けている。
本大会は各プロレス団体や関係者からの協力・支援を受けて開催されるもので、大会運営にかかる必要経費以外の収益はすべて髙山の医療費として充てられる。
スペシャルゲスト
山崎一夫
小橋建太
高木三四郎
里村明衣子
第1試合
松本達哉(新日本プロレス) vs 関茂隆真(大日本プロレス)
団体は違えどデビューは同じ2025年の両者。松本にはウルフアロンがセコンドについた。
若い選手なので技らしい技は少なかったが、両者気合の入ったファイトを見せた。最後はお約束のボストンクラブで松本の勝利。
第2試合
橋本千紘&水波綾(センダイガールズプロレスリング) vs 松本浩代(フリー)&山下実優(東京女子プロレス)
橋本と山下のマッチアップは興味深い。山下はかつて橋本の師匠・里村とシングルでバチバチの試合をしている。
今回の試合は15分時間切れ引き分けだったが、山下は怪物橋本相手に互角と言える戦いを見せた。いつかシングルマッチが組まれることを期待したい。
第3試合
鈴木秀樹(全日本プロレス) vs 男色ディーノ(DDTプロレスリング)
どんな相手でも男色に染めるディーノ。お下劣プロレスにさすがの里村明衣子も笑いを堪え切れなかった。最後はレフェリーの和田良覚が凌辱されノーコンテストに。最低で最高のエンタメプロレスだった。
第4試合
DDT提供試合 6人タッグマッチ
MAO&納谷幸男&ビエント・レバンテ vs 正田壮史&高鹿佑也&佐藤大地
エンタメプロレスも出来るが真っ当なプロレスも出来るDDT。
スピーディーな展開の中、終始良い動きを見せていたのはKO-D無差別級王者のMAO。また、18歳とは思えない立派な体格の佐藤が納谷を相手に迫力あるぶつかり合いを見せる。最後はMAOがキャノンボール450°(ファイヤーバードスプラッシュ)で勝利。
第5試合 セミファイナルタッグマッチ
KENTA(プロレスリング・ノア)&柴田勝頼(AEW) vs 稲畑勝己(プロレスリング・ノア)&宇野薫(UNO DOJO)
KENTAと柴田は2年連続のタッグ。昨年は仲間割れもあったが、KENTA・柴田らしいバチバチの試合を見せてくれた。
対するは、明らかにかませ犬の稲畑と総合格闘家の宇野。宇野はプロレスの経験もあるが、所詮かじったことがある程度。体もプロレスラーのそれではなく、百戦錬磨のKENTA・柴田相手に受ける展開が続いた。さらに柴田が稲畑を厳しく攻める。格下相手にぬるい攻めを見せるようでは柴田ではない。宇野がウラカン・ラナ、ノーザンライトスープレックスを繰り出し見せ場を作るも、最後はKENTAがgo 2 sleepで稲畑から3カウントを奪った。
第6試合 メインイベントタッグマッチ
鈴木みのる(フリー)&エル・デスペラード(新日本プロレス) vs 丸藤正道(プロレスリング・ノア)&HARASHIMA(DDTプロレスリング)
昨年はタッグを組んだみのると丸藤だが今年は対角線上に。今回のみのるのパートナーはデスマッチにも挑む “ならず者ルチャドール” デスペラード。かつてみのるが率いた鈴木軍のメンバーでもあった。
試合開始前、丸藤に花束を叩きつけるみのる。これだけでどちらがヒールなのかを観客に分からせてしまう辺りはさすがだ。
試合は気付けば場外戦に。小橋の逆水平チョップを食らうみのる。これはもはやお約束。最後はゴッチ式パイルドライバーでみのるがHARASHIMAから3カウント。
試合では少々ぎこちない動きも見えたみのるだったが、失われつつある「闘いのあるプロレス」を見せ続ける気概こそ、全プロレスラーに見習って欲しいと願う。
メインイベント終了後、車いすに乗せられたまま高山善廣がリングに上がった。
会場全体から高山コールが鳴り響く。
さらに選手らもリングに上がり、12日後に還暦を迎える高山の誕生日を祝う。みのるからのプレゼントは胸に「帝王」の文字が入った赤いちゃんちゃんこ。
みのる「俺とはまだ試合中だもんな。お前が立ち上がって、俺の顔を蹴っ飛ばしに来るまで、俺はずっと待ってるぜ」
その後、選手らが揃っての記念撮影。そして会場全員でノーフィアー!!!
最後、観客に募金を呼び掛けたみのるの一言
「愛は地球を救わねぇけど、プロレスファンは高山を生かすんだよ!」


