新日本プロレスの天山広吉が8月15日の両国大会で引退することを発表した。
おでこに爪楊枝を刺していた山本広吉が、1993年にヤングライオン杯に優勝(私は抱え込み式の逆エビ固めが好きだった)。1995年に海外武者修行から帰ってきた山本はリングネームを天山広吉に変え、間もなく蝶野正洋らと組んで狼群団を結成した。
あの頃の天山は尖っていた。
天山最大の武器といえば「天山なら何食らっても大丈夫だろう」と思ってしまう程のタフネスだ(脱水症状でヘロヘロになったのはナイショ)
それと、上手いのか下手なのか分からないフライングニールキックも良かったが、TTD(テンザン・ツームストン・ドライバー)、バッファロー・スリーパー、アナコンダ・バイス、アナコンダ・バスターなどのオリジナル技も含め、見た目に反して(失礼)持ち技が多いのも魅力だった。
橋本真也は亡くなり、武藤敬司は引退、蝶野も実質リタイア状態。闘魂三銃士の1つ下の世代(いわゆる第三世代)で現在新日本プロレスに所属しているプロレスラーも、天山の他には永田裕志と小島聡だけ。永田と小島も新日のリングで試合をすることはめっきり減った。闘いを知る選手が新日のリングからいなくなっていくのは寂しい。
そして3か月後には、モンゴリアンチョップを放つ際に会場から「シューッ」の声が響き渡ることもなくなるだろう。
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