<収録曲>
1. I Hunt With The Devil
2. Churchburner
3. Martyrian
4. Gone To Hell
5. Howling At The Warfield
6. The Night Is Now
7. God-King
8. The Agitator
9. Where Nightmares Belong
10. The Storm That Comes
11. Hunger (2024)
<ラインナップ>
Johan Lindstrand / Vocals
Marko Tervonen / Guitars
Mattias Rasmussen / Bass, Vocals (Backing)
Mikael Norén / Drums
<レビュー>
スウェーデンのデス・メタルバンド、ザ・クラウンの12thアルバム。
2024年リリース。
ギタリストのロビン・ソークヴィストが脱退し、1stアルバム「THE BURNING」から8thアルバム「DOOMSDAY KING」まで在籍していたマーカス・スーネソンが参加(スーネソンはギターソロでクレジットされていますが、ラインナップには記載されていません。現在では正式なメンバーとして復帰しています)
また、ベーシストがマティアス・ラスムセンに、ドラマーがIMPIOUSのミカエル・ノレーンにチェンジ。
本作はアグレッシヴな疾走曲 “I Hunt With The Devil” で幕を開けます。メロディアスな要素もありながら、サビのヴォーカルはブルータル、ラストはスーネソンのギターソロが光ります。
“Churchburner” はメロデス的なリフとドラムがマッチした曲。マシンガンのようなリフとバスドラムの連打は迫力があります。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Martyrian” です。ヨハン・リンドストランドの咆哮で始まり、メロディを伴って疾走。比較的シンプルな曲構成でサビもキャッチー、最後まで気持ちよく聴き通せます。
“Howling At The Warfield” はアグレッションとメロディのバランスが良い疾走曲。序盤アグレッシヴに疾走し、中盤にミドルテンポ~インストパート、そして終盤再び疾走する構成ですが、中盤が退屈ではないのが好印象。
“The Agitator” は2分弱の剛速球スピードチューン。
“Where Nightmares Belong” はファストテンポからミドルテンポに変化する曲で、ラストの女性ヴォーカルが印象的です。おそらくこの女性はマルコ・テルヴォネン(Gt.)のワイフ(?)であるエリーナ・テルヴォネンだと思われます。
日本盤ボーナストラックの “Hunger (2024)” は2ndアルバム「ETERNAL DEATH」に収録されている曲の2024年バージョン。
「ETERNAL DEATH」は彼らがCROWN OF THORNSというバンド名で活動していた頃の作品で、メロディのある疾走デス/ブラック色の強いアルバムでした。本作のタイトルが「CROWN OF THORNS」であることからも、メロディを意識して作られたであろうことが想像できます。
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