ワールドプロレスリング 2024年2月4日放送

ハヤブサプロレス 2024年

THE NEW BEGINNING in NAGOYA 2024年1月20日
Road to THE NEW BEGINNING 2024年1月23日

2024年1月20日 愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
NEVER無差別級選手権
<王者>タマ・トンガ vs EVIL<挑戦者>

1.5にタマ・トンガの髪を切り因縁を作ったEVIL。
試合は序盤から荒れに荒れノーコンテストに。
通常ならこれでタイトル防衛だが、タマちゃんの怒りが収まるはずもなく、ランバージャックデスマッチによる再試合(試合続行)を要求。
※ランバージャックデスマッチ:両陣営のセコンドがリングサイドを取り囲み、選手が場外に落ちた際にはすぐにリング内に押し戻すルール。

引き続きG.o.D(邪道、ヒクレオ、エル・ファンタズモ)、海野、エル・デスペラードとHOUSE OF TORTUREが入り乱れる混戦となるが、最後はEVILが “EVIL” で3カウントを奪い新チャンピオンとなった。

タマちゃんは契約満了により新日を退団することが決まっていたので、防衛してもタイトルを返上することになる。それならベルトの移動をさせてしまおうと考えたのだろう。
それと、この手のヒールユニットが存在しているメリットとして、
・乱入・介入による勝利は対戦相手の格を下げない
・格に差のある選手間のタイトルマッチでもベルトの移動を容易に行える
・勝敗予想を難しくする(ファンの予想を裏切る)ことができる
といった点が挙げられる。
更に、因縁が生まれるので格上の選手が負けてもリマッチを組みやすい。
ただでさえタイトルが多い新日、タイトル戦線に絡む選手を確保するためにはこういうユニットの存在は助かるのだ。

2024年1月20日 愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
「KOPW 2024」争奪戦 10ミニッツ イシモリング フィットマッチ
<保持者>石森太二 vs グレート-O-カーン<挑戦者>

【試合ルール】
・試合時間10分
・3分ごとに試合時間がストップし、30秒間のサーキットトレーニングが行われる。
・最後にベルトを持っていた選手が勝利

1.5にタイトル保持者となった石森にグレート-O-カーンが挑んだ一戦。
KOPWは変則ルールが多く、エンタメ色が強い。
それ故に古くからのプロレスファンにはウケが悪そうだが(この手の試合を受け入れられないような人たちは、もはやプロレスファンをやめている気がするが)、KOPW戦をやたらテレビ放送するということは、こういう試合を良しとするファンが多いか、あるいは新規のファンを獲得するための戦略か。
ちなみに私は新規のファンか、古くからのファンかで言えば後者にあたるだろう。
え?私?KOPW?まあ…、好きではないですね…。

1.5ではO-カーンが同タイトルを掴みかけたが、最後に石森にマクられ逃げ切られた。
今回は最後に一発逆転でその雪辱を晴らした。

2024年1月23日 後楽園ホール
IWGPジュニアヘビー級選手権
<王者>エル・デスペラード vs 金丸義信<挑戦者>

マスター・ワトが次期挑戦をアピールしていたが、金丸に挑戦権を横取りされた形に。
挑戦の順番待ちをしていたワトだったが、SHO&金丸義信とのタッグマッチで左膝前十字靱帯断裂の大ケガを負い、長期離脱を余儀なくされた。
次にIWGPジュニアのベルトを巻くのはワトだと予想していた人も少なくないのではないだろうか。私もその1人だ。
ジュニアの人材が不足している印象だが、果たして誰がデスペラードからベルトを奪うのか。

普通にやっても面白くない試合だが、案の定H.O.TのSHOと成田蓮が介入。それに対しデスペラードを救うべく海野、棚橋、田口が乱入。
試合後半では再びH.O.TのEVILとディック東郷が介入。会場からは「帰れ」コール。ここにタマ・トンガが入ってきてデスペラードを救う。

ヒールユニットの存在価値を上でも書いたが、こういった乱入・介入によりたいして面白みのないカードでも会場は熱を帯びる(中には私のように萎える人もいるだろうが)
100人中99人がデスペラードの勝利を予想する試合だっただけに、なんとかして盛り上げるのに必死だっただろう。H.O.Tの2度にわたる介入からその苦心が窺える。

2024年1月20日 愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
STRONG無差別級タッグ選手権
<王者組>ヒクレオ、エル・ファンタズモ vs KENTA、チェーズ・オーエンズ<挑戦者組>

チャンピオン組が5度目の防衛に成功。
タイトルが多い割に、タイトルに絡むだけの説得力のある選手が少ない。
令和闘魂三銃士が育つまで辛抱の時が続く。

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