<収録曲>
Disc 1
1. Senjutsu
2. Stratego
3. The Writing On The Wall
4. Lost In A Lost World
5. Days Of Future Past
6. The Time Machine
Disc 2
1. Darkest Hour
2. Death Of The Celts
3. The Parchment
4. Hell On Earth
<ラインナップ>
Steve Harris / Bass, Keyboards
Bruce Dickinson / Vocals
Dave Murray / Guitars
Adrian Smith / Guitars
Janick Gers / Guitars
Nicko McBrain / Drums
<レビュー>
大英帝国が生んだ偉大なるメタルバンド、アイアン・メイデンの17thアルバム。
2021年リリース。
邦題「戦術」
大作志向は変わらず、前作と同様2枚組。ラストは10分超え3連発です。
Disc1はおよそ8分半のタイトルチューン “Senjutsu” でスタート。ミドル~スローテンポの曲で、深みのあるドラムの音が「戦術」というタイトルと相まってどこか和太鼓を想起させます。曲自体にはほとんど和の雰囲気は感じませんが、歌詞に “drums” という単語が含まれていることからも、この曲においてドラムが1つのポイントとなっていることが窺えます。リフも地味に良いです。
このアルバムの私的ベスト・チューンは「戦略家」と邦題が付けられた “Stratego” です。比較的アップテンポで、勇壮なメロディと共にスタート。サビメロもキャッチーで、本作で最も分かりやすい曲ではないでしょうか。
「不吉な予感」と邦題が付けられた “The Writing On The Wall” はアコースティックギターで始まるミドルテンポの曲。第1弾シングル曲です。破滅・崩壊の予兆を切々と歌い上げるブルース・ディッキンソンのヴォーカル、オリエンタルな雰囲気のメロディ、ドラマティックなギターソロといったところが聴きどころです。
“Days Of Future Past” は本作で最も短い4分の曲。サビでテンポを落としますが、比較的アップテンポで聴きやすいです。
Disc1のラストはメイデンらしいメロディと展開のある “The Time Machine“。スローテンポにブルースの語りのようなヴォーカルが乗るパートで始まり、その後ミドルテンポへとチェンジ。中盤以降はインストパートを挟みつつ徐々に盛り上がっていき、ラストは再びスローテンポに戻って締めます。
Disc2はスロー~ミドルテンポの “Darkest Hour” で始まります。波の音から入る物悲し気なバラードタイプの曲で、ギターソロはドラマティック。邦題は「漆黒の時」。
ここからスティーヴ・ハリス作の10分超え3連発。
“Death Of The Celts” は前半はブルースのヴォーカルを軸にストーリーが進んでいき、4分ほど経過したところからおよそ4分半に及ぶインストパートに突入。ここがこの曲のメインで、しっかりギターソロも聴かせてくれます。
“The Parchment” は2分を超える長めのイントロから始まり、3分20秒が経過したところからメロディアスなギターフレーズの繰り返しとギターソロを中心とした3分40秒ほどのインストパートへ。比較的淡々としたヴォーカルパートと長めのインストパートという点は前曲と似ていますが、こちらは10分近くが経過し、そろそろ終わりかと思わせたところでテンポアップ。再びギターソロを含むインストパートでクライマックスを迎えます。
本作のラストを飾る “Hell On Earth” は「この世の地獄」というタイトルほどの激しさはありませんが、分かりやすいメロディが所々で聴かれ、ドラマティックな展開を見せます。1回や2回聴いただけでは把握しにくい複雑な構成の曲ですが、難解さはありません。歌メロが単調でないのも良いです。
今作もある程度聴き込みを要する作品と言えます。トータルで80分を超えますが、2枚組なので1枚ずつ聴ける分、集中力はキープしやすいと思います。「メタル聴くのになんで集中力を要さなアカンねん」という方にはBGMと化す可能性もありますし、メイデンビギナーの方にオススメする作品でもありませんが、ここ数作のアルバムを聴いている方には納得の出来ではないでしょうか。
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