<収録曲>
1. Ain’t My Bitch
2. 2 X 4
3. The House Jack Built
4. Until It Sleeps
5. King Nothing
6. Hero Of The Day
7. Bleeding Me
8. Cure
9. Poor Twisted Me
10. Wasting My Hate
11. Mama Said
12. Thorn Within
13. Ronnie
14. The Outlaw Torn
<ラインナップ>
James Hetfield / Vocals, Guitars
Lars Ulrich / Drums
Kirk Hammett / Guitars
Jason Newsted / Bass
<レビュー>
メタル界最強のモンスター・バンド、メタリカの6thアルバム。
1996年リリース。
前作「METALLICA」で既にスラッシュ・メタルではなくなっていましたが、本作ではロックと表現してもいいような音楽性になりました。「速さ」や「緊張感」の逆を行く「スロー」で「ルーズ」な楽曲は、さらにスラッシャーの望むものから遠ざかりました。
このアルバムの私的ベスト・チューンは “Ain’t My Bitch” です。ジェイムズ・ヘットフィールドの歌い方がかっこいいメタリカ流ロックンロール。リフもGood!
先行シングルになった “Until It Sleeps” は、メロディアスなパートからサビに向かって盛り上がっていくドラマティックな曲です。
“King Nothing” はヘヴィなリフとジェイムズのヴォーカルがかっこいいミドルテンポの曲。
“Wasting My Hate” はロック的なノリが印象的な曲。リフも良いです。
“Thorn Within” はヘヴィでグルーヴィなメインリフがかっこいい曲です。
メタリカにスラッシュ・メタルを求めるファンの中には、本作を聴いて退屈と感じる方もいるでしょう。ですが繰り返し聴いているうちに、どの曲にもリフや構成などに聴きどころがあることに気付く方もいるはず。このアルバムを評価するにあたって1番の障害になるのは、メタリカに対する「固定観念」かもしれません。気に入らないアルバムを無理やり好きになろうとする必要はないと思いますが、ぜひメタリカ=スラッシュ・メタルのイメージを捨てて聴いて頂きたい。
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