METALLICA ライヴ・アルバム「S&M2」

＜収録曲＞
Disc 1
1. The Ecstasy Of Gold (ENNIO MORRICONE Cover)
2. The Call Of Ktulu
3. For Whom The Bell Tolls
4. The Day That Never Comes
5. The Memory Remains
6. Confusion
7. Moth Into Flame
8. The Outlaw Torn
9. No Leaf Clover
10. Halo On Fire

Disc 2
1. Intro To Scythian Suite
2. Scythian Suite, Opus 20 II : The Enemy God And The Dance Of The Dark Spirits
3. Intro To The Iron Foundry
4. The Iron Foundry, Opus 19
5. The Unforgiven III
6. All Within My Hands
7. (Anesthesia) – Pulling Teeth
8. Wherever I May Roam
9. One
10. Master Of Puppets
11. Nothing Else Matters
12. Enter Sandman

＜ラインナップ＞
James Hetfield / Vocals, Guitars
Lars Ulrich / Drums
Kirk Hammett / Guitars
Robert Trujillo / Bass

＜レビュー＞
メタル界最強のモンスター・バンド、メタリカのライヴ・アルバム。
2020年リリース。

サンフランシスコ・シンフォニー・オーケストラとの約20年ぶり2度目の共演ライヴ。「S&M」は「SYMPHONY & METALLICA (シンフォニー＆メタリカ)」の略です。

前回と同様、エンニオ・モリコーネの “The Ecstasy Of Gold” から “The Call Of Ktulu” で幕を開けます。今回はそこから “For Whom The Bell Tolls” へと繋がります。

前回は “No Leaf Clover”, “－Human (Minus Human)” という2曲の新曲がありましたが、今回新曲はありません。その代わりセルゲイ・プロコフィエフの「スキタイ組曲(アラとロリー)」作品20の第2曲：邪教の神、悪の精霊の踊りと、アレクサンドル・モソロフの「鉄工場」作品19が収録されています。前者はオーケストラのみの演奏、後者はメタリカのメンバーも参加。

“The Unforgiven III” ではジェイムズ・ヘットフィールドがギターを持たずに歌っています。

“All Within My Hands” はアコースティック・バージョン。

“(Anesthesia) – Pulling Teeth” はメタリカの大ファンであるというオーケストラのダブル・ベース・プレイヤー、スコット・ピンゲルがソロ演奏を披露し、終盤にラーズ・ウルリッヒのドラムが加わります。クリフ・バートンのことを想って聴くと感動します。

あとは “The Day That Never Comes” や “Moth Into Flame” といった2000年以降に作られた曲が聴きどころになると思います。

なお、本作はBlu-ray/DVDもリリースされています。収録曲はCDと同じですが、映像で見ると感動も増すと思います。また、ボーナス映像としてメイキングとオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金の紹介映像が収められています。