METALLICA 11thアルバム「72 SEASONS」

ハヤブサギター METALLICA
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<収録曲>
1. 72 Seasons
2. Shadows Follow
3. Screaming Suicide
4. Sleepwalk My Life Away

5. You Must Burn !
6. Lux Æterna
7. Crown Of Barbed Wire
8. Chasing Light
9. If Darkness Had A Son
10. Too Far Gone ?
11. Room Of Mirrors
12. Inamorata

<ラインナップ>
James Hetfield / Vocals, Guitars
Lars Ulrich / Drums

Kirk Hammett / Guitars
Robert Trujillo / Bass

<レビュー>
メタル界最強のモンスター・バンド、メタリカの11thアルバム。
2023年リリース。

前作の「HARDWIRED… TO SELF-DESTRUCT」は2枚組でしたが本作は1枚、とは言っても収録時間はどちらも80分弱でほぼ同じです。

アルバムはタイトル・トラック “72 Seasons” で幕を開けます。いきなり7分半を超える長尺の曲ですが、疾走感や曲展開があるので冗長さは感じません。イントロと中盤で使われているリフをもっと全面に押し出せば更にかっこいい曲になったと思います。

Screaming Suicide” はタイトルの割に明るい雰囲気があり、ロックのノリを感じる曲。もっとバスドラの音を強調しても良かったと思います。

You Must Burn !” はミドル~スローテンポで、メタリカ流ドゥームといった趣のある曲。中盤のインストパートも味があって良いです。

このアルバムの私的ベスト・チューンは “Lux Æterna” です。3分半の曲で疾走感があり、NWOBHMの雰囲気も感じられます。本作で最も分かりやすい1曲。

Too Far Gone ?” はメロディやリフにNWOBHMっぽさを感じます。歌詞が暗めの割に歌メロはキャッチーです。

Room Of Mirrors” は疾走感のある曲。メロディアスなツインギターがGood!

ラストの “Inamorata” は11分を超える大作。ミドルテンポが続く曲なので “Room Of Mirrors” まで聴いたら停止ボタンを押してしまう人もいそうですが、ギターソロは悪くないと思います。

タイトルの「72 SEASONS」は人生最初の18年を意味しており(4つの季節×18年)、昔を思い出しながら曲作りをしたと思いますが、音質は「近年のメタリカ」のままですし、そこまであからさまに「10代の時に聴いていた音楽を基に作ったぜ」という感じではありません。カヴァー・アルバム「GARAGE INC.」のようなモロに懐古趣味的な作品を期待していると肩透かしを食います。

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