MLB 2024 シーズン途中経過 開幕~オールスター

ハヤブサボール 2024年

☆ア・リーグ東地区

1位:ボルティモア・オリオールズ
予想順位:2位
ヤンキースと1ゲーム差とはいえ、下馬評通りの強さを見せ前半戦を1位で折り返し。
チーム本塁打数149本はヤンキースの140本を上回り全30チーム中最多。
個人ではガナー・ヘンダーソンが28本でア・リーグ2位、アンソニー・サンタンダーが24本で3位。
投手陣ではブリュワーズから移籍してきたコービン・バーンズが防御率2.43でア・リーグ2位、グレイソン・ロドリゲスが11勝をあげ勝利数ア・リーグ1位タイ、トミー・ジョン手術を受け離脱中のフェリックス・バティスタに代わりクローザーを務めるクレイグ・キンブレルが23セーブでア・リーグ2位。
カイル・ブラディッシュ、タイラー・ウェルズ、ジョン・ミーンズら先発投手がトミー・ジョン手術等により離脱するなど台所事情はやや苦しいが、ガナー・ヘンダーソン、アドリー・ラッチマン、ジョーダン・ウェストバーグといった若い選手が打でカバーする。

2位:ニューヨーク・ヤンキース
予想順位:4位
1ゲーム差で首位オリオールズを追う。
チーム得点数488は全30チーム中最多、チーム本塁打数140はオリオールズに次いで全30チーム中2位と高い得点力を誇る。
個人ではアーロン・ジャッジが本塁打34本(全30チーム中1位)、打点85(全30チーム中1位)、打率.306(ア・リーグ4位)と絶好調。パドレスから移籍してきたフアン・ソトも本塁打23本(ア・リーグ4位タイ)、打点66(ア・リーグ4位)と好調。
また、チーム防御率3.54はマリナーズに次いでア・リーグ2位。
個人ではルイス・ギルが10勝をあげ勝利数ア・リーグ3位タイ、クローザーのクレイ・ホームズが21セーブでア・リーグ3位。絶対的エースのゲリット・コールが復帰したことも好材料。
ジアンカルロ・スタントンとアンソニー・リゾが7月~8月に復帰する見込みだが、果たして戦況にどう影響するか。

3位:ボストン・レッドソックス
予想順位:5位
レイズ、ブルージェイズとの3位争いから一歩抜け出たレッドソックス。2位ヤンキースまで3.5ゲーム差。
チーム打率.255はアストロズに次いでア・リーグ2位。
個人ではラファエル・デバースが本塁打数23本でア・リーグ4位タイ。
また、チーム防御率3.61はヤンキースに次いでア・リーグ3位。
個人ではタナー・ホウクが防御率2.54でア・リーグ4位、ブライアン・ベイオが10勝で勝利数ア・リーグ3位タイ、クローザーのケンリー・ジャンセンが19セーブでア・リーグ4位。
なお、昨シーズン24本塁打のトリストン・カサスが7月か8月に復帰する見込み。

4位:タンパベイ・レイズ
予想順位:3位
現状4位に沈んではいるが、それでも勝率5割。4位のチームが勝率5割に届いているのはア・リーグ東地区だけ。やはり激戦区と言われるだけある。
開幕からシェーン・マクラナハン、ドリュー・ラスムッセン、ジェフリー・スプリングスといった先発投手陣を欠き(ラスムッセンとスプリングスは後半戦に復帰してくる見込み)、打撃陣もスタートダッシュに成功した昨シーズンとは打って変わって不調が続いた。しかし6月あたりから打の調子は上向いてきている。後半戦、波に乗れるか。

5位:トロント・ブルージェイズ
予想順位:1位
投打ともに低迷し、ア・リーグ東地区で唯一勝率5割を切っている。
ケビン・ゴーズマン、菊池雄星、ホセ・ベリオスら先発投手陣が軒並み昨シーズンより成績を落とし、アレク・マノアーは右肘の手術のため離脱。
リリーフ陣では守護神ジョーダン・ロマノ、イミ・ガルシアがIL入りし、エリック・スワンソンはマイナーに降格。
野手ではボー・ビシェットが絶不調。
後半戦で浮上するには先発陣とビシェットの復調が不可欠。

☆ア・リーグ中地区

1位:クリーブランド・ガーディアンズ
予想順位:2位
勝率.611はア・リーグ1位。
失点を最小限に抑え、得点チャンスをしっかりモノにする。
個人ではスティーブン・クワンが打率.352で全30チーム中1位、ホセ・ラミレスが本塁打数23本でア・リーグ4位タイ、打点77でア・リーグ2位、ジョシュ・ネイラーが打点70で3位。
投手ではエース、シェーン・ビーバーの離脱は痛手だがリリーフ陣が頑張り、中でもクローザーのエマニュエル・クレースが29セーブでア・リーグ1位。
2位ツインズとは4.5ゲーム差。

2位:ミネソタ・ツインズ
予想順位:1位
チーム打率.254(ア・リーグ3位)という高い打力でガーディアンズに迫る。
投手はエース、パブロ・ロペスを筆頭に先発陣が良くない。
野手ではカルロス・コレアが打率.308(ア・リーグ3位)と好調。6月以降はバイロン・バクストンの調子も上がり、現在IL入りしている若きスラッガー、ロイス・ルイスが復帰すればさらに得点力が増すか。

3位:カンザスシティ・ロイヤルズ
予想順位:4位
投打ともにまずまずの成績で勝率5割超え。
投手ではセス・ルーゴ、コール・レイガンス、ブレイディ・シンガーら先発陣が引っ張る。中でもルーゴは11勝をあげ勝利数ア・リーグ1位タイ、防御率2.48はア・リーグ3位と好調。
打者ではボビー・ウィットJr.が打率.323でア・リーグ2位。
2位ツインズとは2.5ゲーム差。追いつけるか。

4位:デトロイト・タイガース

予想順位:3位
エース、タリック・スクーバルが防御率2.41(ア・リーグ1位)、10勝をあげ(ア・リーグ3位タイ)、ジャック・フラーティ、リース・オルソンらとともに先発陣を引っ張る。
野手ではライリー・グリーンが好調ながら、昨シーズン31本塁打の若き大砲スペンサー・トーケルソンが3Aに降格。ケリー・カーペンターが間もなく復帰の見込みだが、3位ロイヤルズとは5ゲーム差。まずは5割復帰を目指す。

5位:シカゴ・ホワイトソックス
予想順位:5位
球団ワーストの14連敗を喫し、4位タイガースとは20.5ゲーム差、勝率.276(全30チーム中最下位)と終戦状態。

☆ア・リーグ西地区

1位:シアトル・マリナーズ
予想順位:2位
チーム防御率は3.46と全30チーム中3位ながら、チーム打率が.219と全30チーム中最下位。完全に投高打低の状態。
2位アストロズが1ゲーム差まで猛追してきており、このまま打撃陣の調子が上がらなければ1位の座を明け渡す可能性が高い。

2位:ヒューストン・アストロズ
予想順位:1位
先発ローテーションが崩壊しかけたが打力でカバーし(チーム打率.262は全30チーム中1位)、勝率5割超え。1位マリナーズに1ゲーム差まで迫った。
個人ではホセ・アルテューベが打率.305でア・リーグ5位、ロネル・ブランコが防御率2.56でア・リーグ5位、ジョシュ・ヘイダーが18セーブでア・リーグ5位。
クリスチャン・ハビエルとホセ・ウルキーディの両先発が右ひじの手術で今季絶望ながら、ジャスティン・バーランダーとルイス・ガルシアが間もなく復帰予定。

3位:テキサス・レンジャーズ

予想順位:3位
昨年のワールドシリーズチャンピオンが苦戦している。1位マリナーズまで5ゲーム差と十分可能性のある位置にはいるが、勝率は5割に届かず投打ともに平凡な成績。
投手では豪腕ジェイコブ・デグロムが、打者ではジョシュ・ヤング、エバン・カーターが復帰予定だが起爆剤となるか。

4位:ロサンゼルス・エンゼルス
予想順位:4位
マイク・トラウトが左膝の半月板損傷、パトリック・サンドバルがトミー・ジョン手術など、相変わらず離脱者の多いエンゼルス。
トラウトと打撃好調のルイス・レンヒーフォが復帰予定だが、後半戦巻き返しの期待感は薄い。

5位:オークランド・アスレチックス
予想順位:5位
勝率.378はア・リーグではホワイトソックスに次ぐワースト2位ながら、チーム本塁打数122本はア・リーグ3位。もはや一発狙いしかない。

☆ナ・リーグ東地区

1位:フィラデルフィア・フィリーズ
予想順位:2位
勝率.646は全30チーム中1位、チーム打率は.259で全30チーム中3位、チーム防御率は3.41で全30チーム中2位と投打において素晴らしい結果を出している。
打者ではブライス・ハーパーが本塁打数21本でナ・リーグ4位、アレク・ボームが打点70でナ・リーグ2位。
投手ではザック・ウィーラーが防御率2.70(ナ・リーグ2位タイ)、勝利数10勝(ナ・リーグ3位タイ)、レンジャー・スアレスが勝利数10勝(ナ・リーグ3位タイ)、防御率2.76(ナ・リーグ4位)、アーロン・ノラが勝利数11勝(ナ・リーグ2位)、クリストファー・サンチェスが防御率2.96(ナ・リーグ5位)
元々打力が高く先発陣がやや弱いイメージだったが、今シーズンは先発・リリーフともに良く、穴のないチームになった。目指すは悲願のワールドシリーズ優勝。

2位:アトランタ・ブレーブス
予想順位:1位
開幕前は最強チームの呼び声が高かったが、エースのスペンサー・ストライダーと最高のリードオフマンであるロナルド・アクーニャJr.が離脱。
打者ではマーセル・オズナが本塁打数26本(ナ・リーグ2位)、打点77(ナ・リーグ1位)と気を吐いているが、他の打者が低調。
それでも投手陣が頑張り、チーム防御率3.40は全30チーム中1位。
個人ではベテランのクリス・セールが13勝をあげ全30チーム中1位、防御率2.70でナ・リーグ2位タイ。レイナルド・ロペスが防御率1.88で全30チーム中1位、ライセル・イグレシアスが22セーブでナ・リーグ3位タイ。
1位フィリーズには8.5ゲーム差と大きく水をあけられたが、勝率は.558と高い。ポストシーズンでの逆襲を狙う。

3位:ニューヨーク・メッツ
予想順位:3位
チーム本塁打数121本はドジャースに次いでナ・リーグ2位。投手力の弱さを打力でカバーし、勝率5割超え。
ナショナルズとの3位争いがあったが、現在は6ゲーム差をつけている。
間もなく千賀滉大の復帰が見込まれており、後半戦では勝率でのポストシーズン進出を目指す。

4位:ワシントン・ナショナルズ
予想順位:5位
クローザーのカイル・フィネガンが25セーブでナ・リーグ2位だが、投打ともにぱっとせず。チーム本塁打数80本はマーリンズに次いで全30チーム中ワースト2位。勝率を上げるためには長打を増やしたい。

5位:マイアミ・マーリンズ

予想順位:4位
勝率.344は全30チーム中ワースト2位。エース、サンディ・アルカンタラを欠いた上、期待の若手右腕エウリー・ペレスがトミー・ジョン手術で離脱するなど、先発投手陣に故障が相次いでいる。
開幕9連敗を喫するなど、かなり早い段階で来シーズンを見据えた戦いにシフトチェンジしたと思われる。来年の逆襲に期待したい。

☆ナ・リーグ中地区

1位:ミルウォーキー・ブリュワーズ
予想順位:3位
投手力はいまいちだが、打力と機動力(チーム盗塁数133は全30チーム中2位)でカバー。
個人ではクリスチャン・イェリッチが打率.326でナ・リーグ1位、ウィリー・アダメスが67打点でナ・リーグ4位。
2位カージナルスが4.5ゲーム差と迫ってきているが、クローザーのデビン・ウィリアムズが近々復帰予定。逃げ切れるか。

2位:セントルイス・カージナルス
予想順位:4位
2位に位置しているとはいえ、1位ブリュワーズまでのゲーム差(4.5ゲーム)よりも最下位カブスまでのゲーム差(4ゲーム)の方が近い。
クローザーのライアン・ヘルズリーは32セーブ(全30チーム中1位)と大活躍だが、全体的には投打ともにいまいち。打の中心ポール・ゴールドシュミットとノーラン・アレナドの長打率が落ちているのが痛い。

3位:ピッツバーグ・パイレーツ
予想順位:5位
勝率5割ちょうどで前半戦を折り返し。
投手ではミッチ・ケラーが10勝でナ・リーグ3位タイ。そしてルーキーのポール・スキーンズが11試合に登板し、6勝負けなし。
2位のカージナルスとは2ゲーム差、4位のレッズとは1.5ゲーム差。上がるか下がるか見もの。

4位:シンシナティ・レッズ
予想順位:2位
チーム打率.231はパイレーツと並んでナ・リーグ最下位だが、チーム盗塁数134は全30チーム中1位(そのうち46盗塁がエリー・デラクルーズによるもの)
先発投手陣は決して悪くなく、クローザーのアレクシス・ディアスも19セーブでナ・リーグ5位。野手陣に勢いがつけば後半戦、台風の目になり得る。

5位:シカゴ・カブス
予想順位:1位
最下位とはいえ4位レッズとのゲーム差はわずか0.5ゲーム。3位パイレーツとも2ゲーム差しかない。勝率でのポストシーズン進出の可能性は十分残されている。
今永昇太は規定投球回数が足りるか足りないかギリギリのラインだが、防御率は2.97と好調。
鈴木誠也も打率.270、本塁打13本と悪くない(外野守備でのエラーが多いのが気になるが)
後半戦、投打が噛み合うか。

☆ナ・リーグ西地区

1位:ロサンゼルス・ドジャース
予想順位:1位
勝率(.577)、チーム得点数(479点)はナ・リーグ2位、チーム本塁打数129本は全30チーム中3位、チーム防御率3.76はナ・リーグ3位。
個人では大谷翔平が本塁打数29本(ナ・リーグ1位)、打率.316(ナ・リーグ2位)、打点69(ナ・リーグ3位)と絶好調。
テオスカー・ヘルナンデスが本塁打数19本でナ・リーグ5位タイ、左手の骨折により離脱中のムーキー・ベッツが打率.304でナ・リーグ5位。
故障者が多いがそれでも地区優勝は絶対条件。照準はポストシーズンだろう。
ムーキー・ベッツは8月復帰の見込み。マックス・マンシーは早くて8月。
山本由伸が60日間のIL入りとなり、こちらも8月の復帰予定。
そしていよいよクレイトン・カーショウが復帰間近。

2位:アリゾナ・ダイヤモンドバックス
予想順位:2位
勝率はパドレスと同じ.505(直接対決も5勝5敗なので得失点差でダイヤモンドバックスが2位?)
チーム得点数482点は全30チーム中2位。
個人ではクリスチャン・ウォーカーが本塁打数22本でナ・リーグ3位、打点66でナ・リーグ5位。
激しい2位争いを制しポストシーズンに進むには投手陣の頑張りが不可欠。
8月にメリル・ケリーとエデュアルド・ロドリゲスが復帰する見込みだが、苦しい先発陣を救えるか。

3位:サンディエゴ・パドレス
予想順位:4位
ダイヤモンドバックスとはゲーム差なし。
チーム打率.261は全30チーム中2位。
個人ではマーリンズから移籍してきた昨年の首位打者ルイス・アラエズが打率.310でナ・リーグ3位、ジュリクソン・プロファーが打率.305で4位。
投手ではロベルト・スアレスが22セーブでナ・リーグ3位タイだが、先発陣の離脱や不調が痛い。ジョー・マスグローブが8月に復帰する見込みだが、ダルビッシュ有、フェルナンド・タティス Jr.の復帰時期も気になるところ。

4位:サンフランシスコ・ジャイアンツ

予想順位:3位
勝率5割を切ったがダイヤモンドバックス、パドレスとは2ゲーム差。とはいえ投打ともに低調で、このままでは厳しい。
前半戦で貢献できなかったブレイク・スネルとホルヘ・ソレアの新加入組が後半戦で活躍できるか。

5位:コロラド・ロッキーズ
予想順位:5位
勝率.351は全30チーム中ワースト3位、チーム失点数572点、チーム防御率5.61は全30チーム中ワースト1位。
投手陣は軒並み成績が悪く、打力でカバーできるレベルではない。来シーズンに向けて投手陣の立て直しが不可欠。

カードショップ MINT
¥15,598 (2024/03/28 14:50時点 | 楽天市場調べ)

タイトルとURLをコピーしました